流れ星
シフォンさんに感想を送る
満天の星空の下に二つの影が映る。
「ねぇ、ルカ。 この後どうするの?」
「ただ、進むだけだ。」
「・・・。そっかぁ。」
ルカと呼ばれた者、ルカリオはもう一人を振り向く。
もう一人の方は大きなあくびをした。
「今日はもう寝るか?」
「うん。みぃ、眠いや。」
自分のことをみぃと呼ぶものは、ミュウ。
二人(二匹)は乗っていた岩から飛び降り、芝生に転がる。
ルカリオだけは体を起こす。
ミュウは流れ星を見つけた。
「ルカ、流れ星!!」
「ん?」
橋を架けるように流れる流れ星が目に映る。
ルカリオはミュウの方を振り向くと、ミュウはお祈りをしていた。
「何をしてるんだ?」
「お願い事!!ルカは何お願いしたの?」
「・・・・。」
「・・・・。」
静かな空気が流れる。
「・・・?みぃ?」
ミュウは寝ていた。くーすぴー、くぴぴぴといびきが聞こえる。
ルカリオはため息をつくと走り出す。
「ごめんな。」
そういってルカリオは走り出す。
岩場を飛び越え、森へ。
ミュウのことは一度も振り向くことなく走った。
何時間か経った。
ミュウが目を覚まし、ルカリオがいないことに気がつく。
「ルカー!ルカーー!!」
そのとき岩陰にとがった耳を見つける。
「ルカァ!!さがし・・・
そこにいたのはニャースだった。ニャースは逃げ出す。
ミュウは涙を流し、つぶやく。
「みぃ、ルカがいないと・・もう、どうしようもない・・よぉ?」
森を抜けたルカリオも涙を流す。
「一緒にいちゃ、いけないんだ・・。」
地についた手で拳を作った。
「本当にいるべき場所は・・、私のもとじゃないんだ・・。」
空を見上げたその目はつらそうな目だった。
まるで涙を流さぬように、と。
二人を照らす太陽は、時の流れを示すかのようだった。
ミュウはつぶやく。
「もう、わたしはあなたとは 会えないのですか・・?」
ルカリオもつぶやく。
「あなたと会うまで、この涙は流さん事を誓います・・。」
〜END〜
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