―場所探しの旅―

茜雪さんに感想を送る

―――私は自分が嫌いだ

同じ種族でも恐ろしいと言われる紅の瞳、種族と色違いの青白い肌、
どの種族からも、人間からも聞こえる声は同じ

―――悪霊だ、キュウコンの悪霊がいる

見たら呪われるぞ 祟られるぞ 一緒にいると食い殺されるぞ



聞こえてくる声がとても耳障りで
耳を潰してしてやろうかと、この恐ろしい紅の目を潰してしまおうかと
そんなことをしても周りは変わらないというのに



―――いっそのこと周りを消してしまえばいい

ふと思ったけれど、そんなことしたって恐ろしいといわれ続けるの落ちだろうと
なぜ私はここまで苦しんでいるのに、こんな場所にいなきゃいけないのだと・・・・・・

・・・私に場所なんてあるのだろうか
住処がある けれど寝る時も、起きる時も耳障りな騒音が聞こえる
周囲の人間は食物をくれた けれどそれも幼いころにだけ それに幼い時の金色の毛を欲しくて近寄ったものが多かった
種族はまだ私に親切だ けれどそれは表向きで裏で皆一緒に耳障りな音を立てている


・・・ここにいる価値なんてあるのだろうか・・・


気がつけば私の足は住処を離れていった
この苦痛の解決法がわかったから とても単純な解決法が



―――自分の場所を見つければいい





こうして私の旅は始まった 終わりそうにない旅が・・・END

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