僕の運命
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君が、僕と出会ったのはいつだろう。
その日から、僕の日常はすっかり変わってしまった。
今日も、僕が所属するレインボーナイツの砦の窓で、僕は空を見上げている。
だけど、視線の先にあるのは空ではない。僕が思い浮かべている、君の姿。
君にあってからは、いつもこの調子だ。
「おーい、涼気。
そろそろ訓練の時間だぞ。」
呼んでいるのはレインボーナイツのリーダー、フェルト司令だ。
このところ、毎日この人の声を聞いている。
「解りました。今行きます。」
僕は、腰に剣があることを確かめると、外に出た。剣には、モンスターボールほどの大きさがある穴が開いている。
これは、異世界から来た僕だけの特権。でも、僕はあまりこれを使いたくない。
これには、この宇宙都市キューライアを壊すほどの力が秘められているのかもしれない。僕は、それが怖い。
モンスターボールは、僕以外誰も持っていない。でも、僕のモンスターボールは1つだけ。
他にも持っていたはずなのに、この都市のどこかへ散らばってしまった。
そして、その残りのボールを捜している時に、君に出会ったんだ。
いつの間にか、ボールを捜すことも忘れていた。
「おい、涼気!
はようせんか……!
な、なんや!?」
司令の声が鳴り響く。そのとき、これまでになかった大きな地震が起こった。
僕は、いても立ってもいられず、走り出した。
僕たち、レインボーナイツのライバル、虹の魔法使い団がいるアジトまで。
そこに、彼女は居た。
「美智!大丈夫!?」
美智は、僕の声に振り向いた。
そのとき、美智の後ろから、美智に向かって何かが襲ってきた。
「キャッ!」
「美智!」
僕はかけだし、腰から剣を抜くと、モンスターボールを穴にはめた。
そのとき、剣は紫色に輝く。僕は、剣を思い切り縦に振った。
「紫暗光牙!」
剣から大きな斬撃が放たれ、その何かを襲った。何かは倒れ、目を回している。
そのそばには、モンスターボールがあった。
「これは……ということは。」
僕は、モンスターボールをその何か、ヨーギラスに向けた。
ヨーギラスは赤い光に包まれ、ボールの中に納まった。
「な、なんなの?」
美智が話しかけてきた。
僕は、笑顔で答えた。
「なんでもない。ただ、我を失ってただけだよ。」
「そう。」
美智は、それ以上深追いしなかった。
それから、僕は決心した。
これからも、彼女を守っていこう。
例え彼女に嫌われても、僕は守っていく。
それが、僕の運命。さだめなのだと信じて。
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