しずくの光
チーコさんに感想を送る
君は・・しずくの光のようだ
僕には願いも望みもない・・。ただ希望だけがあった、それは・・。
しずくの光
いつもいつも人里離れた森の奥の奥の洞窟で雨が降るのを待っていた・・。
雨でできるきれいで神秘的に輝くしずく・・。
僕はそれが大好きだった・・。雨と、いう言い方でなく天(あめ)という言い方の方が似合っている・・そうずっと思っていた・・。
ある日のこと・・。
今日は雨だった 僕はしずくができるのを楽しみに待っていた・・。僕は外ではしゃぎ回っていた・・。
すると・・。
(どたっ) 「きゃっ」
「だっ・・誰っ」
僕はすばやく後ろを向いた。
そこに一匹のマリルが倒れていた。
「だっ大丈夫?」
僕は声をかけた。
「だ・・大丈夫です、平気です、ただ転んだだけです。」
透き通るきれいな声、僕はその声にみとれてた。
「あっあのっ追いかけられているのですっかくばってもらえません
か?」
「えっ追いかけられてるの?!じゃあ、この洞窟の中に入ってっ」
僕は急いでマリルを洞窟の中に入らせた。
「ざっざっ」
誰かが砂利を歩く音がする・・。
「ここにはいないみたいだな・・。あっちを捜してみるとする
か・・。」
だんだん砂利を歩く音も小さくなっていった。
「ふう、もう大丈夫だよ、ところで何で追いかけられていたの?」
「ここら辺にマリルがいるっていうことが珍しくて私を捕まえようとする人間がいて・・。いつも、追いかけられているの・・。」
「・・・そうだったんだ・・。」
すると、僕はあることにきずいた。
「あ、晴れてるっねえっ君も外においでよっ」
と、僕は夢中で、マリルの手を引っ張って外にでた。
「わあ・・っ」
マリルは驚いた。
「ね、きれいでしょ、僕、好きなんだっ」
「あ、しずくができているやっ」
僕は一枚の葉っぱをちぎった。
「ほら、きれいでしょっ しずくが輝いて・・。」
「わあっ本当だっきれい・・。」
「僕・・好きなんだ、神秘的に輝くこのきれいなしずく・・。」
「へえ・・。」
「ねっねえっ」
「ん?なあに?」
「私を・・私をここの家に住ませていただけないでしょうかっ」
「えっええっ」
僕は驚いた、その振動に答えるかのように持っていた葉っぱのしずくが
地面に落ちた。
「やっぱり・・迷惑でしょうか・・。」
「う・・ううんっぜっ全然迷惑じゃないよっ」
「よかったあ・・。」
彼女は透き通るほどのきれいな声で言った。
「あなたは、なんていう名前?」
「ぼっ僕?!・・ぼ・・僕は・・僕の名前は「イグナ」君は?
「私?私は、しずく」
「君はしずくって名前なんだね、なんだか僕の好きなものだからちょっとおかしくなる感じだなあ・・。」
「フフフ・・そうね」
僕としずくは笑った・・しずくの笑顔は本物のしずくのように輝いていた・・。
翌朝・・・。
「ふああー、よく寝たやあ・・。」
「あ、お・・おはようございます・・。ご・・ご飯作っておきましたよ・・。」
僕は一瞬きょとんとした、でもすぐにはっとした。
「そうか・・昨日から、ここに住むことになったんだっけ・・。」
僕はそう小さくつぶやいた・・。
何でかうれしくなってきた・・。
何でだろう・・。
そうやって時間がどんどんたっていった・・。
そんなある日のこと・・。
「じゃあ、私、近くの川まで水汲んできますね・・。」
「うん、わかった、いってらっしゃい。」
多分この気持ちをしずくに伝えられないと思う・・。だからせめてしずくと一緒にいたい・・。
それだけが望みだ・・。
僕は初めて望みを見つけた・・。
しばらくして・・。
しばらくたってもしずくが帰ってこなかった・・。
「おかしいな・・こんなに遅いなんて・・。」
僕は心配で心配でたまらなかった・・。
ついに限界まで来てもう、僕は走ってしずくを探しにいった・・。
すると・・。
僕の目に入ってきたものはトレーナー・・。
そして・・モンスターボールにはいっているしずく・・。
返して、しずくを返してっ
僕はその気持ちでいっぱいだった・・。
僕はトレーナーに襲い掛かった・・。
トレーナーは身を守ろうとして、モンスターボールからグラエナを出してきた。
僕は必死で戦った。
・・しずくを守るために・・。
しずくはどこにもいかせないっ
僕は血まみれになりながらもグラエナを、倒した。
「ひっひいっな・・なんだよこいつっ逃げろーっ」
「ハア・・ハア・・。」
息が途切れる・・。
くるしい・・。
ああ、もう、僕・・死ぬんだなあ・・。
心の中でつぶやいた・・。
いま、見えるものは、しずくの姿・・。
「ありがとう・・私を助けてくれて・・。」
しずくの目には涙が流れている・・。
「なか・・ないで・・、わら・・・っていて・・・。僕・・初めてであった・・時・・きれいな声だなあと・・思ったんだ・・。君はしずくのように輝いてた・・。笑顔が・・ものすごく輝いてた・・きれいだった・・・。君は・・しずくの光のようだ、僕は・・君が・・好きだったよ・・。君と出会えて・・本当に・・・よかっ・・・・た・・・・・・・・・・・・。
イグナは目を閉じていた・・息もしていなかった・・。しずくはイグナを
抱いて、こういった・・。
「私も・・大好きだったよ・・。」
「なかないで」言われたから泣くのをこらえた・・。
しずくは震えた声で言った・・。
「君は・・しずくの光ようだ」
終わり
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