分かれる絆  メロディーにこめた思い

チーコさんに感想を送る

そんなある日のこと・・。


「ばたっ」
ぴいが倒れた。

「だっ大丈夫?!ぴいっ」

「へ・・平気だよ、ライくん。」

「・・・・・・・そ・・う?」

「そうだよっ」

ぴいは笑いながらそういった。







だけど次の日またぴいは倒れた。
ぴいは・・「大丈夫だよっ」っていった。

だけどその次の日も次の日も倒れた。
それに僕がもっともおかしいと思ったことがある。
それは・・。
ぴいが記憶を忘れないことだ。
いや、僕にとってはうれしいことだよ?でもね。
おかしいんだ。
どうしてだろう。
僕は気になって気になってとうとう病院にいった。






「あの・・ぴい最近倒れるんです。どうしてでしょうか・・。」

「ふうむ・・。」

「では、次の質問に正直に答えてください。」

「はい。」

「まず、貧血はありますか?」

「貧血は・・・・・・・・で。」

「では、・・・・・・は?」

「・・・は・・・です。」












しばらくして・・。

「結果が・・でました。」

「どっ・・どうですかっ?!」

「・・・ちょっとぴいさん、席をはずしてもらえませんか?」

「え・・あ、ああ はい。」

(ガララララッ  ピシャッ)ドアを開けて閉める音。






「ぴいさんは・・脳が混乱しています。」

「混・・乱?」

「はい・・脳が混乱していますだから記憶を忘れたり忘れなかったり突然倒れたりするのです。」
「つまり、体の「バランス」が壊れていってるのです。」

「・そ・・んな・・。」

「このままだと・・。」

「このままだと・・?」






「死にます。」







「死に・・ます?」

「はい。」

「そん・・な・・。」







「あ、お帰りなさい。」
「ねえ、結果どうだった?」






いわないほうがいい・・誰もがそう思うだろう・・。
だけど僕はいってしまった・・。






「死ぬんだ・・。」










「え・・・。」

「このままだと死んじゃうんだ・・。」




「そう・・・か」
「私・・死ぬ・・んだね・・。」













そして月日が流れた。

ぴいの体はどんどん痩せ細っていく・・。

もう・・だめなんだろなあ・・。














そして・・・。
ぴいは死んだ・・。

ぴいが寝ていたベッドのまくらの裏にある紙があった。
歌が書いてあった・・。


「忘れたくない、だけど忘れてしまう。だから今はあなたと一緒にいたい♪ただそれだけが私の望み♪
あなたが好きでした、妹としてみてほしくなかった♪」

ぴいが一生懸命自分の気持ちを歌にしたんだ・・。

あんなに痩せ細っていたのに・・あんなに元気がなかったのに・・。

ぴい・・。

僕は目から涙が溢れ出した、あふれ出してあふれ出してとまらなかった・・。















「ぼくも・・・好きだったよ・・。ぴい・・。」

終わり

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