ライバル!バトル!!ライバル!!

紺碧深紅さんに感想を送る

「ギガドレインっ!!」
「あぁっ!?戻れ、ぷぷ!」
使用ポケモンは3体、交代ありがオレ達がバトルする時のいつものルール。
今ので、お互いに使えるポケモンは1対1になったワケなんだけど・・・。
「頑張ってくれてありがとうぷぷ、ゆっくり休んでくれ」
“ねをはる”で地面から養分を吸い上げ、“やどりぎのタネ”で相手の体力を奪い、“ギガドレイン”でとどめを刺す・・・。
この嫌らしい戦法でたった今、オレのプクリン“ぷぷ”を打ち負かしたフシギバナ“カレン”のトレーナーの名前は“ミオ”こいつの戦い方はいつもずるい。
いつだったか、“でんじは”で麻痺させられたところをボコボコにやられた事もあったし
最近だと、ゲンガーの“マム”に初っぱなから“さいみんじゅつ”をかけられて、“あくむ”を見せられ“ゆめくい”をされ、反撃すら出来なかった。
まぁ、これが戦術だと言われるとぐぅの音も出ないけど・・・。
『ポケモンバトルに必要なのはココよ、ココ』
オレに勝つとあいつはいつもわざとらしいジェスチャーで自分の頭を指先ではじきながらそう言うんだ。
「どうしたの?もう降参〜?」
「・・・・・。」
「ねぇ、セスくぅ〜ん。・・・・もう、セスってば!!」
「うるさいっ誰が降参なんかするかよ!次はどいつでいくか考えてるんだからほっといてくれ」
「うわぁ、かんじわる〜い」
感じ悪いのはどっちだっての。
オレはミオに数えるほどしか勝った事がないから、余裕かましてんの?カレンまでもが余裕の笑みを浮かべているようにみえる・・・。
「ちくしょー!この勝負、絶対に勝ってやるかんな!いつもいっっつもオレがやられっぱなしでいると思ったら大間違いだぜ!?」
・・・!そうだ、そうだよこいつの戦法!
ミオは自分の戦法に絶対の自信を持ってる。
それを打ち壊してやればいいんだ!!
「よし、決めた!!おれの切り札はコイツだ!!」
絶対に勝つ自信あり!オレは切り札の入っているモンスターボールを勢いよくミオ達につきだした。
「すごい自信じゃん、そんなに自信満々だと負けたとき悲惨だよ〜」
「へへっ、そんな事言って後でほえ面かくなよな!ゴク出てこい!!」
そう、オレの切り札はマルノームの“ゴク”だ。
「なぁんだ、かなんか拍子抜けかも・・・やどりぎのタネ!」
かかった!作戦どうり。
「耐えるんだゴク!力をたくわえろ!!」
「いっきに決めちゃうよ〜、カレンちゃん!ギガドレインでゴクの体力空にしちゃえ!!」
「まだだ、そのままたくわえ続けろ!」
「・・・!カレンちゃん?どうしたの!?」
そのとき、ギガドレインでゴクの体力を吸い上げていたはずのカレンが苦しそうなうめき声をあげた。
そう、マルノームの特性ヘドロえきのせいだ。
ヘドロえきは相手の体力を吸い取ると回復するどころか逆にダメージをくらってしまうという特性。
ミオの、相手の体力をじわじわと奪い取る戦法が裏目にでた。
ざまーみろ!
「まずい・・!カレンちゃんソーラービー・・・・」
「遅いっ!ゴク、たくわえたパワーをはきだせ!!」



「悔しいぃぃぃ!!あたしなんで気付かなかったんだろう、ごめんねカレンちゃん・・・もう!本っ当に悔しい!!」
「へへ、策士策略に溺れるってね!なぁ、ゴク」
おつかれさん、と頭を撫でてやるとゴクも満足そうに頷いた。
「そうだ!勝者であるオレがポケモンバトルに大切なものを教えてやるよ」
「・・・なによ?」
ミオは不満そうな顔をして訊いた。
「ポケモンバトルに必要もの、それは・・・」
やばい、ふきそうだ。
「『ココよ、ココ』」
オレはわざとらしいジェスチャーで自分の頭を指先ではじきながらそう言った。

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