消えない傷跡〜赤い月・青い太陽〜

TuBaSaさんに感想を送る

オレはお前のいない世界で
傷を増やしていつまでも生きると決める。


消えない傷跡〜赤い月・青い太陽



「・・・・・おいつめたぜ、赤犬さんよお」
「かんにんしな!」

ズガ!バチイ!バシャッ
・・・パタタッ

流れ出る血をなめとる、輪が赤いブラッキー、月霜は、
なれたリンチに笑顔を見せる。

血が・・・好きだから。血を見ると胸が高鳴る。これは・・・本能だ。

そう思いながら、リンチが終わるとスキップする。

「なんで・・・なんですか?」
後ろから声がする。
「なんで・・・うれしそうなんですか?リンチにあって。」
ふりむくと、青色の美しいエーフィがいた。
「きみは・・・だれなの?」
「わっ私は陽火。あの、あなたは・・・」
「月霜って言うんだ。さっきの問いだけど、血が好きだからなんだ。君もリンチにあってるんだろ?色が語ってる。」
どうやら図星のようで、少しとまどっている。しかししばらくすると、陽火は言った。
「あ・・・あなたは、温もりを知らないんでしょう?」
図星だった。
「そう・・・か。お見通しだな。おれはみんなと違うから、捨てられたんだ。家族に。友達は一人もいない。」
「っ・・・し、失礼しました。」
そういうと、陽火は猛スピードで逃げていった。
「かわいかったのになあ・・・・・・。」

次の日・・・・

月霜が登校し、教室に向かう途中によったプールで・・・
「おら、金!5万の約束だろ?早く出せよ!」
「ごめんなさい!ありません!」
「んじゃ、水と同化しちゃいな!」
ザッブーン・・・・
陽火はいじめられていた。7対1で・・・
「おさえろ!シャワーズ!ぶっかけちまいな!」
バシャーーー!
数十秒間水をかけられていた。月霜は見てみぬフリをした。

そしておきまりの、リンチ。しかし今回はけたが違った。
「ナイフだぜえ。お前血が好きなんだってな。」
「見せてやるよ!」
ザシュ・・・・・ドバァ・・・・
「うわあああああ!」
あまりの痛さに月霜はさけんだ。次々ときりつけてくるナイフ。
「月霜君!」
陽火は月霜をかかえた。そして、走って、走って、家までついた。陽火はすごいきずぐすりを月霜にかけた。月霜は目を覚ました。
「あ・・・りがとう。」
「どういたしまして。」
「あの・・さ。ここに、しばらく、とめ・・てくれないか。」
「いいわ!喜んで!」

こうして、月霜と陽火は暮らしていた。リンチはとめられないが、それでも・・・、それでも、幸せだった。
「ナカマガイル、トモダチガイル」
その言葉だけで・・・・。

しかしある日の深夜・・・

「金、返してもらおうか。」
「なんで・・・追ってこれたんだ?」
「!月霜、借金してたの!?」
この場は静まりかえった。しばらくして、借金取りのグラエナはかみくだく体制になった。

そして・・・・・・

「死ね!」
牙がせまる。

(もうだめだ・・・・・)

ガブッ

あれ?
月霜に、痛みはなかった。
「・・・・!陽火ィ!」
なんと、陽火が身代わりになってぐったりしていた。
「私・・・月霜に・・あえ・・げほっ・」
「しっかりしろ!」
「あえて・・うれしかった。これから・・は・・・一人・・で・・」
がくっ
「よ・・・陽火ぃーーーーーーー!
・・・許せない・・・・。この感情がわいてきた。月霜はグラエナに怒り、憎しみ、恨みをぶつけた。
ザシュウウウウウウ!
「もう・・・もうやめてくれ!たのむ!なんにでもしていい!命は助けて!」
「許すか!馬鹿者があ!」
ドオオン・・・・
月霜は、グラエナを殺した。
「やめて・・・殺さないで・・・・月霜・・。」
か細い声で、陽火はいっていた。
「オレは・・・・・・・・・・」
月霜は、とまどった。そして、決めた。




オレはお前がいなくても一人で傷を増やしながら生きていくよ。


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