キミの所為

紫苑さんに感想を送る


「ZUZU、『だくりゅう』!」

少年の声に反応し、ラグラージ・ZUZUが泥の波をつくる。
見事に、相手のバシャーモに命中した。



ZUZUの飼い主であるその少年・・・名前は、ルビー。



ビリビリと、全身に感覚が走る。

懐かしい、このバトルの感覚。




少し前まで、バトルは一切しない事にしていた。

ただひたすら、ポケモンの美しさを求めて。



でも、ボクはかわった。

少し前の事件があってから・・・。





こうなったのは、キミの所為だからね?







「まだまだったい!ちゃも、『ブレイズキック』!」

かろうじて攻撃をかわし、体勢を立て直す。

「そこだ!『ハイドロポンプ』!」
またも命中し、相手が弱ってきているのが見て取れた。


「はぁはぁ、さすがに・・・強かね。・・・前から強かったけど、最近さらに強くなった様に感じるけん」

目の前の少女が呟くように言った。





・・・そうだ。

ボクはかわった訳じゃない。



『あの頃』に戻っただけなんだ。






・・・今更、遅いかな。

でも、伝えたいから。



「ありがとう」って。



「ボクをかえてくれて、ありがとう」って・・・・





・・・キミのおかげだよ。





ね、サファイア。

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