ある双龍の話
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ある所に、双頭のポケモンが居ました
ある双龍の話
その双頭のポケモンの右側の首をトゥト、左側をドゥドと言います
二匹はとても仲が悪いです
獲物を見つけて食べるときは、いつも喧嘩をします
『ボクがコッチを食べるんだ!』とトゥト
『オレがコッチを食うんだよ!』とドゥド
いつもケンカばかり
攻撃の手段といったら、自分の頭で、相手の頭を叩くことくらいです
でも、体は繋がっています
向こうを叩くと、自分も痛いです
そんなケンカが続いていたある日、トゥトはある事に気付きました
『(ドゥドがボクを叩いても、ドゥドも痛いんだよね・・・。じゃあボクは叩かなくて良いんだ)』
それに気付くと、トゥトはドゥドを叩かなくなりました
ドゥドは気付きました
『(急にトゥトが叩かなくなったな・・・。俺も痛いし、反省したって事で、もう止めてやるか)』
ドゥドは、叩くのを止めました
ある日――
『あ、それボクが食べるんだ!』
トゥトはドゥドに大きい方の肉を、食べられてしまいました
でも、トゥトは叩きません
叩いても自分が痛いだけですから
ドゥドにしてみれば、これほど気まずいことはありません
自分が悪いことをしたのに、トゥトは叩いてきません
かと言って自分が叩くのもおかしい・・・
気まずい時間が少しすぎて―
『あ・・・・悪・・・かったな・・・』
『(!?)』
初めて謝ったドゥド
謝られたことの無いトゥトは、どうすればいいのか分かりません
とにかく、こんな感じでいいのかと
『えっと・・・。いいよ・・・?別に・・・』
別に、今考えたらそんな差は無かったし、別に許すことにした
『(おわ・・許されちまった・・・)』
どうしよう、こんなの初めてだ
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・喰え、早く』
『あ・・・うん・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・(バクリ』
『あぁーー!!食べたな!このっ!!』
・・・・仲良し兄弟のケンカは続く
これが三兄弟になったら・・・一体どうなるだろうか・・・・?
――――タイトル見て期待した人、居る――?
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