ワルツ

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怖い天使と優しい悪魔は私を誘惑する



ワルツ



平凡な風景、平凡な学校、平凡な毎日に飽きてきた。
もっとわくわくする体験してみたい!

そう思っているイーブイは、「ラウ」。
こんなささやかな望みは、あっというまにかなった。

「ラウ!謎のやかたの冒険してみようぜ!」
「えっ・・いいの!?やったあ!」

♂のラクライのライガにさそわれ、ピカチュウのメタ、クロバットのミヤも参加した。
ラウ、ライガ、メタ、ミヤは「謎のやかた」と呼ばれる建物に入った。

クモの巣がかかりながらも進んだ。
すると急に何かが横切った気がした。とたんにミヤが苦しみ始めた。
『ミヤ!?』
「うわあああっ・・くっ苦しい!つ・・・あ・・・・・」
ミヤは血を吐いた。なおもがいている。

何時間ミヤが苦しむのを見ただろう。心が痛み、もう限界だ。
「天使・・・・悪魔・・」
ミヤはささやいた。そして・・・

「・・・・・・ミヤ!?」

ミヤは死んだ。
皆は大人のポケモンを呼ぼうとした。
しかし、ミヤが倒れた場所じゃなくなっていた。
まったく違うばしょだった。

「何でだ!?」
「そんな・・・あっメタは!?」
「ああ!メタまで!?」
「もうやだぁ!帰りたい!」

二匹はパニックを起こした。しかし、そんなことをしっかり考える余裕はなかった。

また何かが横切った。ライガが瞬間で、

「死んだ・・・・・?」

ライガは瞬殺されていた。
そしてまた場所が変わっていた。そして舞台がライトアップされた。
とたんに翼の生えたエーフィが踊った。

美しい、ワルツを。

向かい側の舞台にも光がともった。
とたんに赤い輪のブラッキーが踊った。

奥深い、ワルツを。

ブラッキーはヒガンバナをラウにかけた。
エーフィは白いバラをラウにかけた。
そして歩み寄ってきた。

「天使になりなさい。悪魔なんかに・・・ね?」
「天使にはならない方がいい・・・悪魔になれとは言わないが。」

なんだかラウはわけがわからない。天使?悪魔だと?

「あの、どう言うことに・・・・」

エーフィはにらんできた。ブラッキーは笑顔でこたえた。

「君が天使、悪魔・・エーフィ、ブラッキーになるか、ということ。」
「帰らせてもらえます・・・・か?」
「ごめんね。それは無理なんだ。どちらになるか決めても、決めなくても。」

ブラッキーは優しそうだった。悪魔とはとても思えなかった。
でも・・・決めても、決めなくても帰れないだと?
ブラッキーは部屋へ案内してくれた。

書物は自由に読んでいい。と言われ、ブラッキーは出て行った。

本を開くと、天使と悪魔のことが書かれていた。

(悪魔とは、極端に優しいものと、冷たいものがいる。仕事は天使を殺すこと。)
(天使とは、大体冷たい。掟に逆らったら拷問用の道具で苦しめる。仕事は悪魔を清めること。)

「そんな・・・・。」

ラウは脱走を図った。しかし、エーフィに見つかり、つかまった。
ラウはありったけの力でお守りの中身を触った。

カアアアァァァァッ!

まばゆい光とともに、ラウは姿を変えていった。
そして、シャワーズになった。

「ハイドロポンプ!」

エーフィが跳ねとんだ。しかしサイコキネシスが直撃!
でも倒れなかった。サイコキネシスは跳ね返った。
ミラーコートだ。

何倍もの力がエーフィを跳ね飛ばした。エーフィは気絶したらしい。
しかしブラッキーが立ちはだかった。

「くろいまなざし!」
ラウは動けなくなった。
「どくどく!」
「うわああああ!」

そうだ。とラウは思った。

ミヤの死因は、これなのだ。

「うおおおおお!」
思いっきり息をして・・・・・

「オーロラビーム!!」

虹色の光線は、にわかに弧を描いてブラッキーへ飛んでいった。

「ぐわあ!」

ブラッキーは耐久力が強い。立ち直ったが、ラウのねらいはそうじゃない。
「こ・・・氷!?」

ブラッキーこおりついた。

そして、ラウは元の場所に戻った。
「ライガ、ミヤ、メタ・・・」

「ごめんね。」


それでも、ワルツは世界一美しかったと思った。

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