夜の城

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王様ヤドンは夜の城を歩き回っていた。
飯が食い足りないようだ。
ふつうならばカップ麺でも食べればいいところだが
王様ヤドンはグルメだったため、
カップ麺はカップ麺でも本格派しか食べないのだ。

しばらく歩き回ると、執事のモンジャラがいた。
モンジャラ「また食べ物をさがしてらっしゃる・・・」
ヤドン「おおモンジャラか。何か飯はないのか。」
モンジャラ「シェフのオクタンがいないから作れませんよ」
ヤドン「シェフはどこだ」
モンジャラ「『料理の鉄人』の収録に出掛けました」
ヤドン「自分が料理されるんじゃないのか・・・」
モンジャラ「あ!そういや見習いのシェフのコイキングはいますよ!」
ヤドン「そいつでいい!呼べ!」

コイキング「なんすか?」
ヤドン「!!なんだその態度は!
モンジャラ「まぁまぁ!寝ぼけてるんですから!」
ヤドン「おう。分かったよ。」
モンジャラ「おい!王様の料理を作れ!」
コイキング「なにつくりゃいいんすか?」
ヤドン「キサマ・・・」
モンジャラ「落ち着いてください!」
ヤドン「分かったよ。じゃあカレーを頼むよ。」
そう、王様ヤドンは無類のカレー好きだったのである。
コイキング「30分ぐらい待ってくださいでやんす」

30分後、ヤドンの前に置かれた皿には
ハヤシライスがのっていた。

ヤドン「キサマ・・・!許さーん!」


気付けば朝だった。
全て夢だったのである。
ヤドン「よかった・・・」
これでいつもの食卓に戻れる。そう思い朝食の席へ行く。
たしか朝ご飯にカレーをリクエストしたはずだった。


置かれていたのはハヤシライスだった。


ヤドンは死んだ。

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