俺の夢
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「夢?」
突然きかれたそんな質問。思わず、俺は繰り返してしまった。
目の前の恋人、ブルーは悪魔のように微笑みながら言う。
「そ、夢よ。
無愛想なお兄さんにだってあるんでしょう?夢の1つや2つぐらい?」
「……」
黙りこんで、考え込む。今まで考えたことすらなかった。
頭の中には敵への対処法やらなにやらでいっぱいいっぱいだったし、大体俺たちの生活の中でそんな暇など無かったからだ。
「もしかして……無いなんていわないでしょうね?」
「…………さぁな」
俺はくるりと振り返り、そのまま歩き出す。後ろからは、ブルーからの怒声が聞こえてきた。
「グリーン!ちゃんとこたえなさぁぁい!!!」
「うるさい女だ」
そして、俺はフッと笑い、そのまま歩いていった。
ただ、自分でも解らない。
俺の夢とは……なんなのだろう……?
おじいちゃんの後を継ぐことなのか。それともこのままジムリーダーとして生きていくのか。
それとも…………。
「こたえなさぁぁい!!!!!」
俺はもう一度フッと笑い、ブルーの耳元にそれをささやいた。
「なっ……ふ、ふざけないでよ!!」
「俺は……ふざけてなどいないがな?」
そして、また歩き出す。俺の夢なんてどうだっていい。
大切なのは………………
お前の夢だ。
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