七つに分かれた夢
miriさんに感想を送る
ここはわずかに少ないイーブイが住む森
××森
そしてこの森は年賀年中晴れていた。
森からはずれた所に一匹のイーブイが空を見上げている
「何してんの?」
その後ろから元気そうなイーブイが駆け寄って話しかけた。
「いや別に」
視界を前に戻し短い返事だけしたイーブイは帰ろうとする
「もっと話弾ませてよ!ウィン」
ウィンと呼ばれたイーブイはふっと後ろを向いた
「シェイン、私はお前が嫌いだ。だから話したくない」
ウィンはシェインと呼ぶイーブイをおき帰って行く。
「ウィン、もしかしてまだあのことを・・・」
残されたシェインは独り言をつぶやいた
━━時は3年前に戻る━━
昔は仲良かったウィンとシェインはいつもある一つのことを話していた
それは進化したらのことだった
外で遊んでいた二人は帰りにこんなことを話していた
「ねぇねぇ進化したら何になりたい?」
「いきなりどうしたのシェイン」
突然の質問にウィンは戸惑っていた
「だってさ〜僕たち7つの種類に進化できるでしょ」
にやにや笑いシェインは自分の妄想へ入っていく
それを現実に戻したのは
「私はイーブイのままがいい」
という言葉だった
「え!どうして・・・」
シェインは驚いた。正直いままでこの話はよくしたがこんな答えはなかったからだ。
「・・・・。」
ウィンは無言のままだった
「そ、そうだね。そんなことも良いよね」
あはははっとシェインは笑った
そしてシェインは又妄想へと入っていった
その時
「シェイン!!」
自分のことを呼ぶ声がした
その声にはっとし我に返る、気がつけば自分は人間に襲われていた。
遠くでウィンが震えていた、いや自分もだ。
あまりにも突然で対処法も分からない。ただ呆然としていた
何もできない自分に人間は攻撃を仕掛けてきた
赤いボールから真っ赤なストライクが出てくる
そして隙間なく攻撃の態勢に入る
僕は目をつぶる事しかできなかった
そしてストライクは刃を落とす
ぎゅっとつぶる目に力が入る
ザシッ
何かが切れる音がする
最初は自分だと思ったが全く痛い所はない
僕はそっと目を開ける
そして最初に見た光景はあまりにも残酷でショックな物だった
それはウィンが僕の代わりに攻撃をくらっていた
その所は大きな傷口になっており大量の血が流れている
「ウィン!ウィン!」
僕はウィンをゆらしながら叫ぶことしかできない
治療の仕方も知らない、いや本当は知っているはずだった
しかし話を聞かずに遊んでいたからだ。
僕は自分を呪った。
「ウィン!ウィン!」
何度も何度も叫び続ける
しかし起きることはなかった
そして僕もそのうち倒れこんでしまった
僕が目覚めた時はもう朝だった
まだ寝ぼけていてどこだか分からなかった
そっと周りを見渡す
それはいつもと変わらない森だった。
一つ違うなら隣のウィンが怪我をしていること
シェインはそっと近寄り怪我を見る
怪我はもうさすがに血は止まっている
一つ安心した
そしてシェインはウィンを持ち上げ走り出した。
「おばさん!おばさん」
シェインはウィンの家の前で叫ぶ
「はいはい」
そう言うとお母さんは家から出てきた
「あれ?シェイン君じゃない」
シェインを見てお母さんは言った
「おばさん、ウィンが・・・」
シェインはなみだ目でお母さんを見つめウィンを指差した
「ウィン!」
お母さんはウィンに近寄り抱いて家に入った
それに続いてシェインも入る
シェインは治療を手伝いながら事情を話続けた。
しかしその傷は永遠にのこった
そしてこの話は森全体に伝わった
大体の人は
「何故こんなことがあったんだろう」
とか
「お可愛そうに」
という反応をしたがある一定の人は
「ウィンがいけないんだ」
「あいつは悪魔だ!」
という人もいた。最初の方はどうでもいい話だったが皆それを受け止め
ウィンを悪魔にした。
僕のお母さんも
「ウィンちゃんとは会ってはいけないわ」
そういった。そしてウィンから誰もよらなくなり一人になった
それからの事、ウィンはそれを気にし僕から離れるようになった。
ウィンはずっと一人
何があっても一人
いつだか忘れたが寂しくないか?と問いかけたでも答えは
「ワカラナイ」
だった
僕はそれからウィンのそばにいるようになった
いつも何よりも優先して
「シェイン?」
誰かに呼ばれ僕は目を覚ました。あれは夢だったのか。
「あ、ハネン」
そうだ僕は今ハネンと一緒に暮らしている、結婚まじかだった
そして僕も彼女もエーフィーだった
「ねぇねぇ、シェイン」
彼女は本を持ち話しかけてくる
「どうした?」
それに返した。
「ねぇ、これ見て」
彼女は本を渡した
僕はそれを見た。そして驚く
「すごいね!」
僕と彼女は顔を見合わせて笑った
その記事は
『セキエイリーグ優勝者レンさんの相棒は××森で見つけたブラッキーのウィンです!』
『 ウィンへ
元気にしてますか?こっちは元気もりもりです。
所で優勝おめでとう。凄いね、にしてもブラッキーか、かっこいいな
そうそう僕はエーフィーだよ。しかも新婚ホヤホヤです!
今度写真送るね〜〜。楽しみにしててね。
ではお元気で
シェイン 』
『 シェインへ
こっちもぎりぎり元気。
いや優勝なんで主人が良いからなんだよ。私はそんなに強くないよ。
てかシェインはエーフィーか〜〜。しかも新婚か、この幸せ者め!
まぁ仲良くな。写真楽しみにしとくよ。
そして今思ったんだけど私もシェインも幸せになれてよかった。
"まぁ末永く幸せに”
ウィン 』
END
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