アキラメナイ

シフォンさんに感想を送る

みすぼらしいポケモンだ。
薄茶色の体、濃い茶色の模様、青いボロボロのひれ。
励ましとなるのは、珍しいだけだった。
みすぼらしくて、褒められたことも美しいといわれた事も無い。
美しく 強くなりたい。これが私の願いだ。

久々に釣られた私は、美都と書いて「みさと」と呼ばれるようになった。
美の都?私はみすぼらしい、一匹の魚。美都なんて、私には着けようの無い名前だ。
私は正方形の食べ物を与えられた。青い色をしていた。
美しくなれたような気がしたけど、単なる気のせいだろうと思いながら
その食べ物を毎日与えられ、毎日バトルに出た。
他のポケモンのほうが強そうなのに、なぜ私を水タイプとして育てる?
疑問しかなかった。その疑問の繰り返しだった。
でも、その疑問の答えは出た。
私は 長いときを得て 美しくなったのだ。
茶色い色は跡形も無く消え、尾には青と赤の模様、全身は薄い黄、
長いひれのような飾りは赤く 目は凛と美しい。
そして、水を使った技でたくさんのポケモンを戦闘不可能とさせた。

今日、あの頃には信じられなかった美しさを競う競技に出る。 

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