永遠なれ 清き水よ
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1、水面の月
水面に立つ、美しいオーロラのようなポケモン。
しっかりとした四本足ながらも、軽やかで美しいステップで、まるで
地面に立っているかのような動きをしている。
そのポケモンが降り立った場所は水が輝き、光り、美しくなる。
背中に背負うそのマントのような毛が踊る。
凛とした顔つきと深みのある青い目をしたポケモンは月空に舞う。
2、緑を愛し
ふわりと飛んできた妖精のような羽を持った緑色のポケモンは、
あのオーロラのようなポケモンのような目をした、小さなポケモンだった。
「来たのか。」
「ああ。」
月空を見上げて緑色のポケモンは話を続ける。
「美しいな。この水は。」
「ああ。この水だけは守り通そう、我の身が滅びようとも。」
「そのまっすぐな思い、嫌いじゃない。」
オーロラのようなポケモンは、この湖で生まれた。
そして、この湖で生きてきた。
だから、守り通そうとするのかもしれない。
「お前はどうなんだ?」
「美しいさ。眩しい、綺麗な緑をしている。」
彼もまた、その森で生まれ、その森で生きているらしい。
緑色のポケモンは目を閉じて、歌いながら祈りをささげた。
オーロラのようなポケモンもまた、ステップを始める。
その歌声は、どこまでも続いた。
3、水上のオーロラ
あの緑色のポケモンは去り、また一人となったオーロラのようなポケモンは、静かに湖の淵に沿って歩き始める。
「我は この水を守り行く事を誓い」
「そしてまた、美しくあろう。」
「我は この湖を、この月を、愛し続け」
「清し水よ永遠になれ」
湖の中心に立ち、月に向かって吼える。
森がざわめき、光を放ち
湖に波紋は起こり、水柱が立つ。
そして、ポケモンを中心に光が広がる。
湖全体を光で覆い、地にまで届き、芝生が光る。
森までその光は届き、木々が輝く。
月が そのポケモンを静かに照らし続けた。
「この清し水よ、永遠となり 我を照らし続けよ」
いつまでも水は輝き続けた。
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