〜〜〜未来予想図〜〜〜
ゆめさんに感想を送る
ダイアモンド&パールの物語 恋愛入ってます!!
主人公:ユメ 女
ライバル:カレン
コウキ
ーーーその夜は満月がきれいだった。
森の中でユメはそっと一休みをしようと木に腰掛けた。
まだ手なずけていないウインディがモンスターボールから出てきた。
「もぅ、ウインディったら・・・。勝手に出てきて・・・。」
ウインディは満月に向かって遠吠えをあげた。
「ボールの中に戻って」
そう言うとウインディは反抗するように丸まって寝始めた。
「あぁ、もう。仕方ないなぁ〜。じゃあしばらくここで休憩しよっか。」
ユメはため息をひとつつくと夜空を見上げた。
「きれいな満月・・・」
こんなにきれいだと思った事があっただろうか・・・。
なんでだろうこういう日はやっぱり好きな人を思い出してしまう。
私の好きな人はコウキ君。初めて会った時からナナカマド博士の手伝いをしている私と同い年の男の子。
「今 この時 この瞬間。 あなたは何を想っているの。」
その言葉に反応するかのようにナエトルのエルクがボールから出てきた。
エルクはユメの膝元に寄り笑った。
ユメもエルクに微笑みかけた。
何を無くしても怖くない、この愛のためなら・・・。
コウキ君に会うといつも想う事がある。
この気持ちを伝えられたら・・・。
でも・・・・・・怖い・・・。
告白するのにほしいのは 勇気とか、自信とか、そんなものじゃなくて・・・・・・もっと確信めいたものがほしい。
拒絶されるのは怖いから・・・。
だから告白はしていない。そのかわり想いはつのるばかり。
会いたい。でも、会えない。
ユメは寒気がして手をポケットに突っ込んだ。ポケットの中にメモ用紙が一枚、入っていた。
ユメはバックから鉛筆を取り出しメモ用紙に書き始めた。
エルクが何を描くのか尋ねるように覗き込んだ。
「ちょっと待ってね・・・」
そう言って完成した絵をエルクに見せた。
「う〜んとね、これの題名は・・・・・・未来予想図!!
・・・まぁ、そのまんまだけどね」
そう苦笑しながらユメは言った。
その絵はユメとコウキ君が隣り合わせに笑っている絵だった。
「お嫁さんになるのは女の子の夢そのものでしょ??その相手を探すのは本能みたいなもの!!
あたしの相手に今一番近い存在なのはコウキ君!!」
エルクはそういうもんなんだという顔で見ていた。
「というか、未来予想図ってよりも未来願い図とかの方があってるかもね;;」
ユメは恥ずかしそうに言った。
エルクとユメは満月を見上げた。
「夢、叶うといいなぁ・・・。」
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