いまさらキャラクターをざっくり紹介
(1:ルビー、サファイア、ミツル)
(2:元、主人公たち)
(3:悪役)
(4:その他脇役の方々)
後書き
お楽しみ頂けましたでしょうか?
連載開始当初、1年で終わるはずだった『ELEVEN×ELEVEN REPORT(以下11×11)』、終了まで2年もかかってしまいました。
主人公2人、新しい舞台、謎解きに恋愛と、以前の3編にはなかった要素いっぱいの『11×11』です。
★ストーリー
今回の話、メインテーマは『成長』でした。
どうせ2人いるんだから、精神面とポケモンの技術の2つを別々に描いていこう、と。
結果的には・・・ルビーもサファイアも両方取得しちゃったかなって感じですけど(苦笑)
どちらもまだまだ、という気もしないでもないですが。
ただ、軽〜く見返してみると、ルビーもサファイアも別人のように変化を遂げているのがよく判ります。
1話から109話までの間で一体何が起こったのかは私にも判りません(笑)
と、いいますか、28話前後まで第3章以降のこと、何も考えてませんでした(ぇ)
出せ出せコールが強かったレッドを出す、ミツルがジラーチと共に何かをする、それにグリーンが巻き込まれる。 本当にそれだけで。
そのためか、話の筋をなぞってくような形だった1、2章から打って変わり、外側からの影響も強く受けています。
看護学校のキャラクターを募集したり、最後の天気を投票で決めたり(投票結果は27対6で『雨』でした)。
私自身予想していなかった状況になることも珍しくなく、かなり楽しんで書いていたと思います。
極め付けはルビーとサファイアのラブシーン(?)!
実は最初やるかやらないか迷っていたんですけど、話が進むにつれ自然とああいう形になってきました。
会話は10歳、11歳の子供の会話になるよう心がけました。
なので一般の恋愛小説とかと比べられるとかなり内容は薄いのですが、所々ドキッとする・・・と、いいな(ぇ)。
★キャラクター
登場キャラクターの数、今までの中で最大です。
ルビー、サファイア、色の名前メンバー6人、ミツルに加え、マグマ団とアクア団が5人ずつ(あくまではっきりキャラクター付けされている人物に限る)
医療学校の皆さん(ネット公募4人、個人的に依頼して作った3人、例外1人)に、四天王とダイゴ、名前も出ないカラクリ大王や謎のおじさん。
人間じゃないけど、クウ、ラン、イオンなど、ほとんどセリフのないポケモンもかなり濃いキャラになりました。
中でも特に最初の予想に反して登場回数が多くなったのは、やはりミツルでしょう。
最初はルビーとサファイアのガイド役として、出てくるたびに名前を忘れられるような可哀想な役回りだったはずなんですけど、
「体力が×→じゃあ頭でカバーするしかないじゃん」という安直な考えから始まり、いつしかホウエンをまたにかける準主役にのしあがっていました。
知略を巡らせて自分より強い相手をやり込める様は、かなり書いていて面白かったです。
おかげで『黒い』『黒い』と言われ続けておりますが(笑)
★『11×11』の謎
それと謎解きの要素はかなり大きかったかと思います。
1番反響が大きかった・・・というか、うまく出来たんじゃないかな、と思ったのが、やはりレッドの変装でした。
マグマ団のカナは、連載開始当初、本当に単純なやられ役だったので自分でも滅茶苦茶なことやってるな〜とか思ったりしました。
3章以降、『本物』と『ニセモノ』の出番は2:3くらいなのですが・・・見分けられる人いますかね?(苦笑)
一応、言っていることが矛盾していたり、ポケモンのニックネームのつけ方が違ったりと違いはつけてありますが・・・
謎解きといえば、ルビーの心を閉ざす原因となったポケモン暴走事件で、
事件現場にゴールドがいた・・・ということに、気付いた人、いますかね?
ドンファンの進路にルビーと母親がいて、そのことに気付いたゴールドは助けに行ったけど1人しか助けられなかった、
母親は自分よりも娘を優先させていた・・・という、裏エピソードがあったりします。
直接的には話にはからんできませんが、そのことを踏まえると少し見方も変わってくるかもしれませんね。
加え、『神眼』でしょうか。
目の色を変化させるのは、ありきたり過ぎるから最初禁じ手だったんですが・・・やっちゃいました(苦笑)
攻撃の紅、防御の蒼、素早さの緑と、それぞれの特徴、神眼の子供とそうじゃない子がいること、全部に意味があります。
時間のある人は推理してみるのも面白いかもしれませんね。
非常に長い話となりました。
単純な計算ですが、ファイルの容量が『GOLD SAID STORY』の3倍くらいあります(汗)
ここまでの長丁場にお付き合い下さった皆さん、本当にお疲れ様です。 そして、ありがとうございます。
ルビーとサファイアは皆さんの心の中にもいます、そして、一緒に旅に出られる時を待っています。
扉を開ければ、そこに世界があります。 ちょっとだけ勇気を持ったら、旅に出てみて下さい。
いつもまっすぐ進む道を ちょっと曲がってみるだけでも、新しいものが見つかる・・・かもしれませんよ。
ご愛読、本当にありがとうございました。
それでは、いってらっしゃい!!
Special shanks
Hakuju and Gaspacho and Syujuki and Hyuga Umitsuki and Shara and Jack
and you.
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