うわぁぁぁ!!助けてくれぇぇぇ!
レッドはその声を聞き逃さなかった。
レッドはその声のするところへ言ってみると、一人の少年がニドキングに襲われていた。
「っつ!フッシー!はっぱカッター!」
レッドは素早くフシギバナのボールを投げ、素早く指示を出した。そのはっぱカッターはニドキングにあたり、ニドキングは倒れた。
「大丈夫!?キミ!?」
レッドはニドキングが倒れたことを確認すると襲われていた少年の下へ駆け寄った。
「う・・うん・・・僕の・・・僕のニドキングが急に言うことをきかなくなっちゃって・・・!!お兄ちゃん!危ない!」
少年は最初なきながら言っていたのに、急に大声で、しかも早口で言ったので後ろを振り返って見た。
「なっ!?」
レッドは最初、自分の目を疑いたくなった。さっき苦手なタイプのはっぱカッターを喰らったのにもかかわらずニドキングはいつのまにかレッド達の近くにそれもいつのまにか身長が倍にもなっていた。
『いあいぎり』の体制をとっていた。
「うっわ・・・・?!!」
ニドキングのいあいぎりが出された。レッドは素早く少年を抱え、近くの岩陰に隠れた。ニドキングは二人を見失ったらしく辺りをきょろきょろしていた。その時だった。
ピリリ!!ピリリ!
その時ポケナビがけたたましくなった。ニドキングはその音を聞いて、その岩陰に『突進』を繰り出した。
「くっ・・?!!こんな時に・・!!」
「レッドか?お前は何分遅刻しておる。他の皆はもうきて話を聞いたぞ!」
オーキド博士は早口で少しあきれたように言っていた。いつもなら
「ゴメン!後もうちょっとで行くので!」
と言うはずだったが
「ワリィ!今変なニドキング相手にしてるんで、後4,50分かかりそうなので・・・」
「なんじゃと!?レッド!もしやそのニドキ」!
プチン!レッドはスイッチをオフにし、
再びニドキングと視線を合わせた。
(さっきの少年はなんとか逃がせたけど・・・・俺まで逃げたらこいつがもし人里へ行ったら・・・!!)
レッドは最悪の場合のシナリオを考え、バトルすることを決意した。

所変わってここはオーキド研究所
そこにはイエローがいた。他の人たちもいたのだがオーキド博士から用件を聞いた後はどこかへ言ってしまった。イエローはレッドにこの前借りた『太陽と悪魔』という本を返すためにいたのだ。実はこの本一見難しそうに見えるが、絵本なのだ。なぜレッドが持っているかと言うと、子供の頃のお気に入りの本が中々捨てられなくて、イエローが借りたらしい。
「レッドさん。遅いですね。」
イエローは時計に目をやりそういった。確かにオーキド博士の電話からすでに小一時間は経っている。もう何処に居ても来ていい時間帯。
「・・・しかたない。もう一度かけてみるかのう。」
ピリリ!ピリリ!
「レッドか?お前は何分遅刻しておる。他の皆はもうきて話を聞いたぞ!」
「ワリィ!今変なニドキング相手にしてるんで、後4,50分かかりそうなので・・・」
オーキド博士はハッとした。もしそのニドキングが例のニドキングなら・・・
「なんじゃと!?レッド!もしやそのニドキングもしや・・・!」
プチン!ツーツーツー・・・
「まずいな・・・もしレッドが本当にあのポケモンなら・・レッドは負ける可能性がある・・イエロー!おまいさんは他の皆に・・!」
イエローがいない。おそらくレッドが居そうな場所へ行き、あのポケモンのことを教え、助けるために言ったのだろう。
「レッドさん・・・!!」

To be continued…
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