第3話
バトル
オーキド研究所の外、誰もいない場所でオレンジとアクアのバトルが始まった。
オレンジのボールからは背中に種をしょっているポケモン、フシギダネが。
アクアのボールからは2足歩行の水色の亀のようなポケモン、ゼニガメが出てきた。
相性ではフシギダネが有利。しかし、レベルが低く体当たりと鳴き声しか使えない今では防御力の高いゼニガメの方が有利ともいえる。
マサキが見つめる中、2人の勝負は始まった。
「フシギダネ!体当たり!」
「ゼニガメ!こっちも体当たりよ!」
2匹の体がぶつかり合う。そして、その反動で2匹はとばされ、トレーナーの近くに戻る。
すると、ゼニガメがアクアの指示でフシギダネに突っ込んできた。
「フシギダネ!鳴き声で怯ませろ!」
フシギダネはゼニガメの近くで大きく鳴き声を放った。その音量に、ゼニガメは怯んで攻撃を止める。
フシギダネは、ここぞとばかりにゼニガメに体当たりを放った。
ゼニガメは大きく吹っ飛ばされ、アクアの前にうつぶせた。
眼は回っている。
「ゼニガメ戦闘不能!勝者はフシギダネとオレンジや!」
アクアはゼニガメをボールに戻した。
オレンジもフシギダネをボールに戻す。
「オレンジ、今度会うときは負けないからね!」
「望むところだ!」
2人はそれぞれ皮肉交じりの言葉を交わすと、走って1番道路に向かおうとした。
しかし、マサキにとめられる。
「ちょっとまってーな!頼みたいことがあんねん!」
マサキは大急ぎでバッグから赤い手帳のようなものを取り出し、2人に渡した。
「これはポケモン図鑑っちゅうもんや。
2人とも、旅の役に立つはずやから、もっとくとええ。」
2人はマサキからポケモン図鑑を受け取ると、1番道路へ向かっていった。
そして、1番道路に入ると、それぞれ別の旅路をとった。
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