第17話
4の島
4の島。
育て屋さんや四天王、カンナの家があることで有名なナナシマの1つだ。
また、育てやさんでは久しぶりに育て屋の婆さんと爺さんがホウエンという地方から戻ってきた。それで、今までそこで働いていた婆さん、爺さんの孫の1人、レンは麗しの故郷、ホウエンへと戻っていった。
あちらはキンセツシティの近くに構えてあるため、客が寄りやすいのだ。しかし、最近ホウエンでもちらほらとロスト団を見かけるようになってきたので、今のところもっとも安全とされるナナシマに移って来たのだ。
とはいえ、ホウエンもミシロやコトキあたりはほとんど人がいない。トウカシティはセンリというホウエン最強のジムリーダーが守っているため、あまり侵攻は進んでいないようだ。
そんな中、育てやに1つの荷物が届いた。
ジョウトの育てやから送られてきたもののようだが、ある子供が来たときに渡すように言われている。
赤い瞳に橙色の髪の毛だそうだ。詳しい名前は聞き取れなかった。
爺さん、婆さんはその卵を重宝している。
そして、今4の島のポケモンセンターに1人の女性が子供を背中に乗せたジュゴンと共に入ってきた。
女性の名はカンナ。
カントー四天王の1人である。
カンナはオレンジをポケモンセンターのソファに座らせると、草陰と龍静のボールをジョーイさんに渡し、回復してくれるよう頼んだ。
そんな中、オレンジはうっすらと目を開ける。
「こ、ここは……?」
オレンジは頭を抱えながら起き上がった。
起き上がるとき、背中に激痛が走ったが、我慢している。
そんな時、カンナが近づいてきた。
「ここは4の島よ。
あんた、海のど真ん中で流されてたのよ。私のポケモンはあの急な流れでも耐えられるからよかったものの、もしそうでなかったらあんた、死んでたんだから。」
オレンジはカンナに驚いた。
そして、ここが4の島なのだと知る。
それと同時に、回復が終わったようだ。
カンナが草陰と龍静の入ったボールをオレンジに渡す。オレンジはボールを受け取ると、腰につけた。
すると、カンナはもう1つ何かを差し出した。
「波乗りの秘伝マシンよ。
といっても、そのミニリュウを進化させなきゃあんたを乗せるなんてことできないけど。」
オレンジは一応それを受け取っておいた。そういえば、シバにも確か岩砕きという秘伝マシンをもらったような気がする。
トウキには、フラッシュの秘伝マシンをもらった。
オレンジはソファから立ち上がる。しかし、背中に先ほどよりも強い激痛が走り、オレンジはソファに倒れた。
カンナが急いでジョーイさんに話しかけ、オレンジは人間用の病室に運ばれていった。
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