後書き




・・・と、言っても、連載終了してから1年以上経ってるんで、非常にやりづらいんですが(苦笑)

何度か別の場所でも書いているのですが、概要を話しますと、
この『POCKET MONSTARS RED SAID STORY(以下RED)』
(レッドサイドストーリーと読む人がいるんですが、正確にはレッド・セッド・ストーリーと読みます)は、
2002年3月、同シリーズの『GOLD SAID STORY(以下GOLD)』と同時スタートしました。
高校行ってもやることも特に見つからず、ふらふら〜っと迷い込んだ先のホームページで、
小説を書く、ということを見つけたわけですね。

『ポケットモンスタースペシャル(以下ポケスペ)』という漫画がなかなかコミックスにならず(第2部から第3部の金銀クリスタル編が出るまで1年近く間があった)、
うっぷん晴らしのように描いていたゴールドの漫画(先に言っておきますが、発表する気はありません)を小説に出来ないか、
まずはそう考えたわけです。
えぇ、実はこのREDの構想、1番最後だったんです。
3つ同時にやっていた『クリスの日記(以下クリス)』とは相互関係にあり、もしREDで何かあってもクリスでどうにかするから、好きに行け!
・・・が、合い言葉でした(苦笑)
GOLDとクリスの補足説明という役割を持ちつつ、結構好き勝手に書いていたわけです。
結果的には、かなりオーソドックスな話になってポケスペの2番煎じなのではないかという考えが拭い切れないんですけど、
どういうわけか、感想をもらって出てくるのはこのREDが1番多いんです(笑)


とはいえ、書いてて楽しかったのもまた事実です。
見ていて思ったかもしれませんが、主人公のレッドが『あの』性格なので、全体通して明るく行かれたとは思います。
お気に入りの話は、5話『道中』、40話『サファリゾーンのタマゴポケモン』〜43話『ワナだらけのジム!?』
62話『帰郷』〜69話『こいつに教えること』・・・ってところでしょうか。
真剣に行ったり、そうかと思えば笑いを取ったり、1話ごとに結構ギャップはあったんじゃないかと。

メンバーも結構色々考えました。
ゲームでも戦わせられるメンバーで、なおかつありきたりなポケモンは止めよう、ということになったんですね。
・・・そう言いつつ、結局『ピカ』と『ラプ』が入って来ちゃったんですが(苦笑)
一応これで行けるかどうか確かめるため、緑バージョン1回やり直しました。
その時にふと気付いたこともいくつかありましたよ・・・強行しましたけど(汗)

1、ニビジムでピカチュウが『でんこうせっか』で戦うということは、レベルが16を超えている。
2、(入手経路はまた別問題として)イーブイがスターミーと戦ったら普通やられてしまう。
3、『レッド』は通常の方法じゃ(通信を使わないと)サンドを手に入れることが出来ない。(※)
4、サファリゾーン1回でラッキー入手ってどんなスーパーラッキーだ(笑)

※『ポケットモンスター赤』には野生のサンドは出現しない
ざっと数えただけでもこれだけあるんですが、一応それでも最終戦のあのメンバーで四天王(+1)を勝ちぬけることは確認しています。
レベルは大体50前後、ミックスオレとかいふくのくすりを山のように持っていきましたよ。
・・・だけど、その時1つ問題を見つけました。


ハナを進化させ忘れていたんです。


元々、ハナはトキワジムで進化させる予定でした。
ところが、次から次へと話が展開して行き、挙句の果てにニドキングに負けちゃってます。
気付いた時にはミュウツーの話も終わり、残すところポケモンリーグのみ、というところになっていました。
四天王と戦っているところでその事実に気付き、慌てて前の話を読み返してみるもハナが進化したという部分はなし。
焦りに焦った挙句、やけっぱちで最終戦で進化させることにしたわけです。
もちろん、それをやるためには苦手タイプのリザードンと、それも1進化対2進化という不利な戦いを克服する必要があります。
結果的には本来ゲーム中では使用できないフィールドをいっぱいいっぱいに利用した、『あの』バトルが展開されたわけですね。



・・・と、まぁ、色々あったわけですが、
皆様の応援と勢い任せで無事に連載終了することが出来たわけです。
その後もレッドは別の話でちょこちょこ出てきていたりしますが、それはご自身の目でお確かめ下さい。
訂正などで少々の変更はあるでしょうが、この文章にて『RED SAID STORY』を締めくくらせていただきます。
応援、ありがとうございました!


2004年4月11日



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