ローガンの許可なしに、ナギが外に出ることが出来ない。事実上、そういうことになってしまった。ガーネットもシズイも今日の夜はローガンに顔を合わせるのが嫌なのか帰ってこない。ナギは1人、2階に隠って石版を解読していた。陽が沈むのも気付かないほど集中している。
「読めない。よめなーーーーーい!!!」
大声にプラスルが飛び起きる。すでに黒いオーラが消えたワタッコも机を叩くナギには驚いたようだ。
「もう何なのこの文字〜〜〜〜〜!!!」
応援ポケモンの名を充分に発揮することが出来ないプラスル。学問に際してはプラスルもどう応援していいのか解らない。ワタッコも同じで、さっきから座りっぱなしのナギが何をしているのか解らないようだ。
「あ〜やめやめ!せめてガーネットが来てくれたら、なんか解りそうなのに〜〜〜!!!」
ナギはベッドに飛び込んだ。しばらく仰向けで今まで解読したものを全て空にすると、目についた本を取り出した。
『世界の神話全集』
小さい時はこんなものを読む気にもならなかった。難しい漢字が多いこともあるし、何よりも意味が解らない。石版のことも手伝ってナギは1ページ目を開いた。

『カントー地方の伝説の特徴は1年を通して厳しい季節の変化にあわせてか、季節に関する神話が多い。ファイヤーとフリーザーの飛翔と季節をあわせる話は各街に見られる。変わり目にはサンダーの伝説が多く残っている。』

雨季と乾期しかないオーレ地方には無縁の神話だ。一度は行ってみたいと思っている。季節の移り変わり、寒い時と暑い時。そんなことが1年の間でくり返されるなんてナギには想像の中の出来事でしかなかった。寒いなんて言葉、言うことが無いから。

『ジョウト地方の伝説の特徴は人間性がポケモンにも出ることだ。また、生命が生まれ変わることを何よりも信じる気質からか、ホウオウが生命を吹き込む話が各地で残されている。時には破壊と死、時には生命を運ぶ嵐の神としてのルギアの伝説も有名だ。』

そういえばガーネットはここ出身なんだよな、とナギは思う。もう少し見てみることにした。ウバメの森もこの地方にある。もしかしたら、こことのつながりもあったりするかもしれない。

『昔、全ての生命は死ななかった。老いもせず、死にもしない特権を与えられたのが人間であった。死にかけるとホウオウがどこからともなくやってきて生命の息吹きを与え、生き続ける。人間達を監視する為に、雷に生命を与えライコウを、猛火に生命を与えエンテイを、冬の風に生命を与えスイクンを作った。三匹はホウオウと共に畏怖の対象となった。
 それが何百年も続いた時、人間の数は手のつけられない程になっていた。ホウオウは生命を奪うことが出来ない。悩んだ末、ホウオウは人間に生命を与えるのをやめた。傷付いた人間達はやがて死んで行った。しかし、それでは傷付かない人間は一向に死なない。そこで、ホウオウは神の木に生命を与えセレビィを作り、他の動物と同じように時間を設けた。
 そして寿命が訪れ、セレビィは死んだ人間に再び時間を与えている。』

目がチカチカしてきた。細かい文字にくわえ、何がなんだかもう解らない。ジョウトは古くから文明が栄えたところだから、語り継がれている神話も非常に複雑。ナギが読んだのは前文、つまり序章の部分であり、ここから複雑にジョウトの神話は展開していくのだが、その辺りはガーネットから聞けばいいやとページを飛ばした。これ以上読んでも頭に入らないだけ。

『ホウエン地方の伝説は大地グラードンと大海カイオーガが戦う神話で有名である。天候に恵まれた気候のせいか楽天的な気質が多い。隕石も多いことから、宇宙から来た神話や、星が落ちる為の島の神話も存在する。』

つまり楽天家が作った夜空の神話ですか、とナギは勝手に解釈した。ジョウトと違って、全体的に流れ星からの神話や、グラードンとカイオーガが中心の神話が多いため、複雑な話にはなっていない。概要だけを頭に入れて、ページを飛ばした。

『オーレ地方にはポケモン関係の伝説が1つしかない。』

その一文がやけに目立った。今までローガンから聞いた話を思い出しても確かにポケモン関係の話は一つしか思い出さない。それはローガンがそれしか知らないのだと思っていた。しかし、もともとオーレ地方にポケモン関係の伝説がない。砂漠には森と違い、野生のポケモンは限られている。だから発達しないのか。そこを詳しくは解説していなかったが、少なくともオーレ人が野生のポケモンに強さを見い出していなかったことが伺える。

『ホウエン地方とジョウト地方の間の子とも言えるオーレ地方には・・・。』

物音がする。ナギは本をほうり出し、窓から外を見た。



「あああ〜〜〜やっぱり外の風はいいなあ〜。」
排気孔より外に出たミカドは下を見て仰天。地面からここまで、かなりの高さがある。高いところは嫌い。大嫌い。そんなミカドが壁を伝って、なんて芸当ができるわけがない。サフィリスが先行するシズイを見て伝えてくれるが、その一歩が踏み出せない。生まれ立ての仔鹿のように足が震える。そんなミカドに行けと、突風は言う。
 突然、強い光がミカドを捕らえる。青白いサーチライト。余計にミカドは動けなくなってしまった。すでにシズイは外壁に足をつけている。サフィリスもそれに届きそうだ。しかし、ミカドだけは出てきたところから全く動けなくなってしまっている。
「動くな!」
拡声器から在り来たりの言葉が飛んでくる。下にはいろいろなポケモンの鳴き声と監視員の姿が見える。ここから落ちたらいろんな意味で命がない。
「クズキリミカド、脱走したら・・・。」
かん高いいななきが聞こえた。その瞬間、燃え上がる炎が外壁を飛び越え、ミカドのコートをくわえた。その瞬間、地面に足をつけると力強く蹴り上げ、夜の闇へと消えていった。強烈な後ろ砂を浴びせられたポケモン達は自分達の使命も忘れ、苦痛にもがいていた。


 闇の森でミカドのコートを放した。しっとりとした枯れ葉の上に膝から着地する。ところが思わないところに石があったようで、右膝が地面についた瞬間、目から星が飛んだ。しばらくうずくまっていると、人の声がする。
「シルク?シフォン?」
思わず顔をあげた。炎で照らされてくる人影をただひたすら待った。ガーネットではない、シズイでもない。ミカドは立ち上がる。
「ミカド・・・!」
猫のような大きい目でこちらを見つめる。その後は言葉が言葉にならず、しばらくお互いに黙っていた。
「ん、まあ・・・よく無事だったな。」
「ミカド・・・。」
ナギは一歩前に出た。ミカドの期待が高まる中、その次の行動は見事に裏切る形になる。夜の森に大きく平手打ちの音が響いた。
「普段から変な組織で働いてるからこういう目に会うんじゃないの!少しは行動を振り返りなさい!」正論。
「いや、でもほら俺ってそこまで有名だってことだし・・・。」言い訳。
「何言い訳してるの!だからおじいちゃんがカンカンに怒るんじゃない!」正論。
「え?なに、あのガンダルフじいさん怒るのか?」邪道。
「怒るわよ!」普通の反応。
怒りで自分の祖父を変な呼び方にされたのにも気付かず、ナギはローガンに言われたことを全部ミカドにぶつけた。それを聞き終わった後、さすがのミカドも黙ってしまった。
「そうか・・・じゃあ会わない方がいいかもな。」
「なんで!?ミカドは、それでいいの!?」
闇にヨルノズクの低い鳴き声がこだまする。セレビィを祀るほこらがあるといっても、森は森。夜は違う顔を見せる。
「ナギ、Relive。」
「え?」
「Live to live、生きる為に生きろ。どんなに絶望でも、再び生きることができる。お前はそういうやつだ。俺はナギと次元が違う。death to live、死ぬ為に生きてる。」



 ミカドの背中に哀愁が漂い始めたのは次の朝からだ。


 ガーネットが追い付いた時には・・・
ミカドとナギの様子がおかしかった。どうしたと聞く雰囲気ではない。
黙っているとナギは何も言わず走りだし、家に帰ってしまった。
ミカドの心配はそのことではないみたいで、サフィリスにも話そうとしない。
何か用のあったシズイも話し掛けづらそうにミカドを見ている。

「ねえ。」
小川の水で顔を洗っているサフィリスの背中を押した。
「あ・・・」
ガーネットはちょっとだけ、のつもりだったのである。
だが「力持ち」でちょっと押されたサフィリスは顔面から川に突っ込んだ。手をつく暇もなく顔面から川底にクラッシュ。
彼の服は乾いているところを探すのが困難になっていた。
「んにすんだよお!!」
浅い川に立ち上がると濡れた髪をかきあげる。
「お前もうちょっとで俺の鼻の骨が折れるところだっただろ!用事あるならだまし討ちするなよ!」
「・・・顔どころか洗濯しなくてもよくなったんだから、よかったんじゃない?」
いつもながらサフィリスのタフさ、丈夫さには感心する。
普通の人だったらあんなの食らったら肋骨が折れている。
並み大抵の堅さではない彼はすでに開き直り、帽子を川で洗っている。
アゲトビレッジにいても乾燥した砂埃が舞う。色が変わりかけた白い帽子を川に沈めると、砂嵐のように落ちていった。
「んで、なんか用?」
真っ白な髪から滴り落ちる冷たい水にも構わず、帽子をしぼった。2〜3回叩くと上着を脱ぐ。
「ちょっとあんた、レディの前で脱ぐ気?」
お前女だったか、という言葉が脊椎から発せられる。
しかし、寸でのところで脳からの指令により、せき止められた。
「・・・いやなんでもない。で、なんだ?」
「サフィリスって、マグマ団やってた時、どんなことしてたの?」
首をかしげる。10年間の記憶を全て呼び覚ます。
「えと、アクア団とのぶつかり合いが主だから、大したことしてねーぞ。
 まあ、ちょっと派手にやり過ぎて民家壊したこととかは・・・。
 あ、そういえば、海の博物館のクスノキから大事そーにしてた設計図盗んでやったなあ。」
「ふーん。」
あまり驚かないガーネットに何か言おうとした時、彼女の口のが早かった。
「つまり、器物破損と窃盗は少なからずやってたわけね。」
ぐぅの音も出ない。呆れた視線が突き刺さる。
「だから捕まらなきゃいけなかったのよ。だいたい、おかしいと思わなかったの?
 なんで入ったか知らないけど、そんなに楽しいわけ?
 幼馴染みっていうけど、トリオの中でハルカが一番マシに思えるわ。」
「・・・トリオじゃあ・・・ないけど、俺はハルちゃんも結構波乱万丈だと思う・・・。」
「だけどハルカはあんたらみたいに犯罪してないでしょ。」
ざっくり切り捨てるとボールからポケモンを出した。
まだ起きたばかりのような顔をしているシルク。
ギャロップも寝起きの顔をするんだ、とサフィリスは思った。
一晩ミカドの側に佇み、彼の様子を伺っていた為、ボールの中で休養を取ることができなかった。

 シルクが川面に口を近付け、冷たい水を飲む。
炎が反射して川が燃え上がる。シルクは顔をあげた。
そして次のポケモンに道をあけようとガーネットの後ろへ静かに立った。
「じゃあシルク、みんな見ててね。」
シルクにその場を任せると、ガーネットは違う方向へと歩き始めた。つられるようにサフィリスも歩き出した。


 
 さらう?
そんなことしたら余計に許されるわけがない。
 説得?
不可能だろう。
 その前に、なんでナギが必要なんだ?
俺はダークポケモンだけスナッチできるわけじゃねーし。
 
あの、ミカドさん・・・。

 でも
ナギは必要だ。
 ガンダルフじいさんは・・・
ナギの家族は大切にしてもらいたい。
 
ミカドさん・・・?

 俺の話を
ガンダルフじいさん聞かないだろう
 さらう。
俺は元スナッチ団だ。
 家族を捨てさせる・・・・?
そんな権利俺にはない。
 そしたら俺は・・・
ナギに全てを言わなければいけない
 アノコトも・・・
それをいったら・・・嫌われる。
 キモチワルイ
ナギから聞きたくない。
 サイテイ
それもだ。

「ミカドさんってば!」
シズイに肩を叩かれ、初めて呼ばれていたことに気付いた。
「あ?ああ、シズイか。なんだ?」
「ずっとタイミング見てて、今しかないと思ったから来たんです。」
「タイミング?」
「そうです。あの2人がいなくなるのを待ってました。」
「なんで?」
「言いましたよね?未来から来たって。お父さんを助けるために。そのお父さんの名前は、星野青宝、あのサフィリスなんです。」


「えええええーーーーー!!!!!ほっしーに隠し子!?」
静かな森にこだまする。
「違います。僕は6年後にうまれるっていったじゃないですか。」
「6年か。いやそれにしても、母親だれだ?あのテンション高いほっしーから生まれてくるんだから、相当大人しい人なんだろうな。」
「いえ、今回のことをミカドさんに言うにあたって、お母さんのことは絶対言わないと約束したから言えません。」
「むー。んで、ほっしーに何か問題があるから来たんだよな?」
「はい。でも、この時代にあったとしか解らないからここにいます。」
「どんなことがあるとかは知ってるのか?」



「いえ・・・ただ、動かなければ命に関わることがあるとだけ、聞きました。放っておけば僕はいなくなると。ここでミカドさんと会ったことさえなくなってしまうと。」
真剣なシズイが嘘をついているとは思えない。
しかし、未来から来たと誰が信じよう。
サフィリスの名前を知っていたことは確かに信頼性があるが、証拠にならない。
「分かった。とりあえず、信じる。一応助けてもらったことだしな、あのほっしーが死ぬことがないよう、俺も見てるから。ただ、本人には言うなよ?」
「あ、それはもう絶対言いません。時間がかわったら意味がないですから。」



「ミカド君ミカド君ミカド君!!!」
いつもらしくない早口でガーネットが走ってくる。
その顔は信じられないようなものを見た後のようだ。
「どうしたざくろ?」
「ヌオーが、ヌオーが!!!!」
本人も動転してて、その次の言葉が出てこない。
とにかくヌオーが大変のようだ。
急いでるため、ガーネットは手加減なしにミカドの腕を引っ張った。

ガリッ!!

スナッチマシンが一部破壊されてしまったのは言うまでもない。


「な、なにー!!!!」
ガーネットの言うヌオーは確かに、「ダークヌオー」だったはず。ナギの鑑定つきの、リアルファイトにより強奪してきたダークヌオー。確かに人懐っこいダークポケモンだとは思っていたが・・・・・。

ミカドの見たのは、淡く光る積み上がった石にスリ寄るヌオー。ガーネットがどんなに引き離そうとしても離れようとしない。
「あのねあのね、昨日の朝、ナギと来て、ここがセレビィを祀るほこらだって聞いてそれからワタッコで・・・。」
「お、落ち着けざくろ・・・。昨日の朝、ナギときてセレビィのほこらだって聞いてワタッコが進化したって?」
言葉を忘れているようだ。落ち着いて考えてみると、自分のいったことの意味がおかしい気がした。
「ワタッコはもう進化しないだろ。それに、誰のワタッコだ?」
「ポポッコ。」
「ダークポポッコか?」
「うん。」
「まさかあ。」
「本当だって!!!ダークポポッコから黒いオーラが集まってどこかに消えたらワタッコなんだってば!」
間髪入れず、ミカドからアンコールが飛んだ。
「だからあ・・・。」
「Relive。心を閉ざしたポケモンが再び生きること。」
振り返る。
「ナギ!」
重そうな石の板を持ってナギが立っていた。肩にはプラスルが、足下にはワタッコが。
「ガンダルフじいさんに止められたんじゃあ・・・。」
またもや自分の祖父を変な呼び方にされているのにも突っ込めず、ナギは石版をミカドに手渡した。
「家出に決まってるでしょ。その文字が全部読めたの。だから全部手紙に書いて、黙って出てきちゃった。」
石版にはボールペンで書いたメモが乗っている。黙ってミカドはそれを読んだ。

『心を閉ざした生き物はセレビィの力によって再び時間を与えられ、生きることができる。その力のことを「リライブ」と言う。』

「リライブ・・・。」

『心を閉ざしていた時には成長が止まるのに対し、リライブを与えると再び成長を始める。この時、止まっていた時間の反動で進化するものが多いようだ。』

ミカドは一通り目を通して石版を手に取った。
「これ、全部ナギが?」
「うん、そう。昨日のミカドの言葉がヒントになったの!そしたらすらすら読めちゃって。あ、そうそう、ミカドには言ってなかったけど・・・。」
軽くセレビィとほこらについての説明をする。それを聞き終わった時、ミカドの頭にはローガンから聞いた「フラッシングウインズ」のことが浮かんだ。
「虹が風を運ぶ、アゲトは虹の休憩所・・・そのアゲトにはセレビィを祀るほこら、か。なんか伝説が伝説じゃない気がしてきたな。ダークポケモンがリライブするっていうし、もうなんかわけわかんねえ!」
「そういうと思って、まとめてきたの。」
ナギは用意がいい。マリルのメモ帳に書いてある図はミカドが解るくらいにまとまっていた。

アゲトビレッジ:虹の休憩所。セレビィのほこらがある。
リライブ:ダークポケモンが再び生きること。進化もする。
セレビィ:オーレの神話では人間に寿命という時間を与えたポケモン。
     死ぬ間際に見える走馬灯はセレビィの仕業という話。
     一番楽しかった時を思い出させるらしい。
フラッシングウインズ:よくわかんないwごめん。


ミカドはそれらを照らし合わせ、余計に混乱したようだ。
「・・・ま、聞きたかったらいつでも聞いてね。なんか分かってきて、ちょーわくわくしてるから。」
宝の隠し場所を探り当てるようにナギは楽しそうだった。
「ん、分かった。とりあえず、このほこらはセレビィがいて、そのほこらではダークポケモンがリライブして、だからあいつらは狙って朝に不意打ち、それで見分けられるナギも邪魔で狙ってる、というわけか。」
小さくため息をつく。
「でも、せっかくだがもうここは来れないな。」
「なんで?」
「だってナギが帰ってくる度にガンダルフじいさんの雷くらってちゃ俺の身がもたねえ。もうアゲトには来ない予定だから、とりあえずダークポケモン奪うだけ奪ったら一気にここに連れてくりゃいいか。」
リライブを体験してみたくなったミカドはダークポケモンと分類されたポケモン達を次々に出してみる。
「あ、でもミカド、それには、セレビィの力が宿る笛っていうのがあるみたいなこと書いてあったよ。」


「なに!?」
「心を開きかけたポケモンにその笛の音色聞かせれば心を開くっていう話。でもどこにあるんだろうね。」
石版にはそこまで書いてないようだ。悩んでいると人の声がする。ミカドの眉間にしわがよる。
「まずい、ガンダルフじいさんかもしれない。とりあえず、ここを出るか!笛なんて後で探せばいい!」
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