未来は自分が切り開くもの・・・・。
誰かの手を使って開いてはいけない・・・。
未来は自分のためにある物。奪われる物ではない。



















「あ、後1分30秒しかありませんよ!?!?!?ど、どうしますか!!!!!」
未来はアタフタと慌てながらリビングを歩き回り嘆いていた。優磨は未来とは逆に冷静に時限爆弾の赤と青と黄色の線をどちらを切れば良いか配線コード表の紙に書いてあるヒントを解く為頭をフル回転させ考える。
「・・・・・・!なるほど、これか!」
優磨ははさみを手に配線を切る。















自分で切り開かないと面白くないだろう?だってさ・・・・。















「アンタが犯人だ」
優磨は右手人差し指を女性へと向ける。女性は俯き落胆した様子で床を見つめている。
未来はその女性へと近づこうとした瞬間、女性は奇声ともとられる大きな笑い声をあげた。
優磨は驚き指した指を下ろす。
「そうだよ、私が殺ったんだ。楽しかったよ〜〜殺しは」
そう言いながら、大きな笑い声をあげ教室中に響く。













他の人が切り開いたら、その人にとられちゃうじゃないか。だからさ・・・・・。













「ゲームをしようか。神代優磨君」
何らかの機械で声を変えているのかとても低い声でそして上ずった声が携帯から聞える。
優磨は、何とか心を落ち着かせ相手への対応にはいる。
「・・・・・そのゲーム引き受けなければ・・・」
「うん、間違いなく。殺すよ」
優磨は手を握り締め湧き上がる怒りを抑える。
「・・・分かった引き受ける」














自分で切り開きなよ・・・・・神代優磨・・・いや悪魔さん?













終わりある幸福な未来への道と終わり無き不幸な未来への道・・。
















君はどれを選ぶ?


















プロローグ
END
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