〜更なる高みへ/003〜




 「そこで、先ずは1人ずつ全ポケモンを使って俺とバトルして貰う。
 能力の使用も構わねぇし、むしろガンガン使ってこい。手加減はしない」

 その言葉に、皆が同時に応えた

 「「「「「「望むところだ(です)」」」」」」

 「・・・良い返事だ!」





 ・・・・・・


 「うわっ!」

 とうとう最後のポケモンであるニョロトノ/ニョたろうのHPが尽きてしまった
 そしてその反動もあってかドガッとゴールドがノーマルフィールドから弾き出され、そのままゴロゴロと転がった
 他の皆も同様、ほぼ全員が総てのポケモンのHPや試せる技が尽きてしまった

 「(信じらんない・・・! アイツ、アタシ達6人・・・皆倒しちゃった!?)」

 流石にこれには皆もショックを受けたようだ、出る声も出ずただ圧倒的だったガイクの実力とポケモン達を見た
ハリテヤマにチャーレム、ニョロボン、ヘラクロス、サワムラー・・・

 「(・・・流石はジムリーダー・シジマを叔父に持ってるだけあって、ガイクの得意タイプも格闘か・・・!!)」

 「ふぅっ! 流石に6人連続バトルはキツいな・・・」

 そう言いながらぐるぐると腕を回している当の本人はまだまだいけそうで、基礎体力の面もずば抜けているようだった
 ぜいぜいと皆が息切れし、バトルで火照った身体をなんとか冷やそうとパタパタと服の中に空気を入れている

 「・・・あー、別にそう落ちこむことはないさ。良いバトルだったと、俺は思うがね」

 「だぁーっ、もう! ここまで負けると、いっそ清々しいッスね!」

 ゴールドはばたんと地面に転がり、大きく伸びをした
 ガイクは首筋をぽりぽりとかきながらフィールドを出て、その近くにあった岩によっこいしょと座った
 いつの間に用意されていたのか人数のタオルを放ると、皆は争うように乾いたタオルを取った
 それで汗や泥を拭っている時、ガイクは言った

 「これでお前らの大体の実力がわかった。結論から言えば、皆センスもあるしイイ線いっている。  
 特にレッドとグリーンは基礎能力や戦術面においてなら、先ずそこらの能力者なら勝てるだろう。
 問題はまだ扱い始めたばかりの自身の能力を把握しきれてないから、今ひとつそれに振り回されているって感じだな。
 なまじ応用力も効いて、かつ強い効果や特能技を持ったものだから、尚更だろう」

 レッドとはほ〜っとため息に似た息をひとつつき、グリーンは無言・・・というか半分夢の中のような気がする

 『サマー・オーラ』という能力を保持するはレッド、常時型
 ポケモンが通常より早く懐き、またそれが継続されるという能力
 「おんがえし」の高威力は期待出来るし、『特能技・大恩の報』はかなりの破壊力だ
 実際、その特能技でガイクのポケモンを1体だけ倒したのだった

 グリーンの能力は『理力』(フォース)、発動型
 「レヴェル1・理」は共通して「手持ちのポケモンにある程度の知性を与える」というもの
 この能力は多対多のバトルでは非常に有利に事を進めることが出来る
 「レヴェル2・力」は簡単に言えば、「『きりさく』に様々な効果を付加する」
 これは各トレーナーの特能技という形で反映される
 グリーンの場合は『空の理力』、「可視出来ぬエネルギー体がそのものをも切り裂き、本体やそのエネルギー体の再生や修復を完全に防ぐ」という効果を持つ『特能技・ディス・カイ・クロウ』
 同じ理力の使い手であった強敵・パークルをしりぞけた強力な技だ

 この2人は能力や特能技が強い分、力の制御や使うタイミングを見極めるのが難しい
 加えて、グリーンはあまりにこの能力を使うとイエローのように体力を著しく消耗してしまう欠点がある
 恐らく、その原因は共鳴反応を示した右眼にあるのだろうが、詳しいことは依然として不明だ

 「・・・ブルーはそうだな、自身の能力を扱うコツは理解しているみたいだが、積極性と応用力が欠けている。
 直接攻撃中心の相手でも、例えば『じしん』じゃポケモンの身体に直接触れないわけだから、能力の対象外だ。
 特殊攻撃を使う相手ならば、むしろ此方から直接攻撃を狙い、相手に身体を触れさせるぐらいの勢いがあってもいいと思う」

 ブルーの能力は『フェロモン』、条件型
 異性同性関係なく直接攻撃してきた相手を魅了する、特殊なメロメロボディを手持ちポケモン全員に与える能力だ
 異性なら60%強で魅了出来るが、同性はまだ15%前後・・・(通常のメロメロボディは異性なら30%前後、同性は論外)
 確かにガイクの言うような戦術はまだやっていないし、相手に『じしん』や特殊攻撃ばかりされるとこの能力は活かせないという弱点もある
 
 「・・・いいとこ、ぷりりに『すてみタックル』を思い出させるしかないかもね」

 「まぁ、技の調整はじっくり考えればいいさ。進化前のポケモンもいるから、HPを削る技はお勧め出来ないがな。
 次にイエロー、流石に能力者歴が長いこともあり、HPが回復される分、倒すのに手間取った」

 イエローの能力は『トキワの癒し』、発動型
 HPが1でも残っていれば体力を回復させることが出来る。
 だだしPPは回復しない、回復にはある程度の時間がかかる、同時回復はまだ出来ないなどの欠点も見られる。
 またレベルアップで能力者によるダメージも回復可に、バトル中でも出来るようになった。
 意外に注目されていないが、イエローはポケモンの思考や意識を読み取ることも出来る。
 特能技は相手の技の指示と同時にその電気信号を奪い、微量ながらチュチュを回復させることが出来る
 名称は・・・・・・『シグナルス』、意味は単純に『電気信号(シグナル)を吸(ス)う』ってだけだ

 その言葉にイエローがえへへへと照れてみせるが、ガイクの大きな「」で打ち消された

 「ポケモンの攻撃や特攻のパロメータがやや低い傾向にあるようだ。
 幾ら回復やポケモンの意識を読むことでのなどのサポートが出来ても、自身で敵を倒せなくちゃ話にならんからな。
 ただ素早さや防御が高いポケモンは(おそらく自身の性格からそう育ったのだろうが)イイ線をいっている。
 回復能力と合わせて考えれば、随分とねばり強い・・・持久戦や長期戦に有利かもしれないな」

 うーんとイエローは考え込んでしまった、攻撃力が低い・・・言われてみればそんな気もする
 と、ガイクが「あと・・・いや、今はいい」と何か言いたげだったが、すぐに続けて言った

 「クリス。お前の能力は直接にはバトルに影響しない分、頼れるのは『能力者の特典・引き算が足し算になる』ぐらいだ。
 が、もしもバトル中でも自身や味方のポケモンの技を思い出させ、その上で忘れさせたり出来るのならば、これはかなり強い。
 どんな状況や環境にも対応出来るようになるし、相手の出方をうかがい総ての技を把握した上でそれらに有利な技を憶え直せたら・・・?
 まだまだこの能力は伝承者が少なく、また謎が多いから、積極的な把握を望んでいくことが重要だな」

 クリスの能力は『再技想起』、条件型と発動型を組み合わせたようなものなので、特殊型に入る
 能力としては、対象者のポケモンの技を思い出させることが出来るというもの
 彼女の場合、能力の発動の際が引き替えるのは、対象トレーナーに技を思い出させたいポケモンに関する簡単なクイズを出し、それに正解しなければいけない
 何故、そういう風な面倒臭い『引き替え』にしたのかと問われても、これはもう本人の資質によるもので、ある意味どうしようもないのだという
 まぁ、クリスは全ポケモンを一度集めたことがあるのだから、この引き替えはある意味当然なのかもしれない
 しかし、特能技もあるのかどうかすら不明だし、先程の戦闘においても未だ役に立ったことがない
 仮にガイクの言うようなことを実行する場合、それこそ独り言か自問自答になってしまう気もするのだが・・・
 が、まだもしかしたら、把握の余地があるかもしれないということだ  

 あと1人、自分の番はまだかとうずうずして待つ者が居た
 本人はもうやる気充分だし、こうやって待つこと自体も苦手なのだ

 「最後にゴールド」

 「はいッス!」

 勢いよく手を挙げ、ぎらぎらした目で次の言葉を待っている
 ガイクがたばこをくわえなおし、即座に言い放った

 「論外。この中で最弱」

 ビッシーンと、またゴールドの中で何かがぶち切れるような音がした

 「上等だぁ! もう一度勝負しやがれ!!」

 「話は最後まで聞け、あ?」

 いつの間にかゴールドとガイクがガツンガツンと互いが額をぶつけ合い、にらみ合っている
 まるでヘラクロスの角相撲のようだし、この時ばかりはゴールドの動きも何も見えなかった
 ・・・更に、互いが退かないので、互いが意地になっている
 見かねたクリスがゴールドを引っぺがし、皆の協力もあって大人しく正座させた
 ガイクは大きく長くため息を吐いてから、言った

 「つまりだな、ポケモンの育て方が一番悪いんだよ。この中で一番、パーティバランスが良くなくちゃいけねぇのによ」

 「?」

 「お前の能力ははっきり言えば、バトルでも役に立たない。しかも、タマゴがなくちゃ発動も何も無いんだろ?
 クリスと違うのは、把握の余地も何も無いってことだ。本当に頼れるのは、さっき言った能力者の特典だけ。
 これからの闘いにおいて、それだけで勝つのはほぼ厳しい」

 ゴールドはぶすっとした顔でそれを聞いている、それも当然
 一言でも喋ったら正座に加え、周りから今度は何を強制されるかわからないからだ

 彼の能力は『インポッシビリティ』、条件型に近いが・・・恐らく特殊型だろうと推察される。
 「タマゴを孵化させる」という能力以外、まだ何もわかっていない。
 それ故、現状では一番能力者修行が出来ていないのだ
 また例え、仮にバトル中でタマゴが孵ったとしても、そんなレベルの低いポケモンでは戦力外だ

 「そこでお前に求められるのは『誰よりも鍛え、育て上げたレベルの高いポケモン』、そして『タイプバランスの良いパーティ』だ。
 能力で大きなハンデがあるなら、あとはポケモンの身体能力やタイプ相性でそれを補うしかないからな。
 勿論、トレーナーとしての技量も上げてもらわないと困りもんだが。
 それなのに、お前、何かあったらバクたろう出せば良いと思ってないか?
 確かにバクたろうは他のメンバーと比べればレベルも高い、だがこれは他のメンバーの出番をそれだけ奪っているからとも考えられる。
 もっとタイプ相性や身体能力を考えた上で、的確な指示を素速く出せるようになるべき。
 お前が目指すべきものは、誰もが一度はなれることを願い想像する『理想の最強トレーナー』というわけだ」
 
 「うわ、ゴールドが一番大変そうだな」

 「せめて、今のレッドぐらいにはなんねぇとな。ていうか、一度は一緒に修行させて貰ったんだろ?
 話は聞いてるからな。 でも、あれだな・・・何にも活かせてねぇだろ、実際。
 ったく、それじゃ何にも学んでいねぇに等しいじゃねぇか。
 言ったろ? 結果が残せない努力なんか無意味だって」

 ガイクがさらりと暴言を吐くと、流石にゴールドも黙ってはいない
 正座地獄から飛び抜け、またガイクと額をぶつけ合いにらみ合った
 というか、この2人はかなり相性が悪いのかもしれない
 レッドがまぁまぁとなだめ、「それでも、覚えや呑み込みは断然に良かった。あとは闘いの中でモノにしていくだけだ」とガイクにフォローした

 「・・・・・・まぁ、俺のとこに来た以上、絶対に結果が残せる努力だけをみっちりやらせてやるから、覚悟しておけ」

 「おお、やってやろうじゃん! んで、修行最終日にはお前を完膚無きまでにぶっ倒す!」

 「あー、わかった。わかったから、とりあえず今はひいとけ」

 レッドがずるずるとゴールドを引きずり、ガイクから離した
 しかし、これだけの闘争心があるのだから、もしかしたら本当に大化けするかもしれない
 というかまぁ、本当に本当・・・そうなってくれなければ困るのだが


 「最後に」と、ガイクが言い、皆の注目を集めた

 「さっきの言葉は何もゴールドだけに向けて言ったんじゃない、お前ら全員に対する言葉ともとらえておけ。
 戦ってみてわかったんだが、お前らに決定的に欠けているのは『実戦経験』だ。
 組織だか何だかの連中は能力者集団、つまり『対能力者』の様々な環境下における模擬バトルを常に行える状態にある。
 勿論、それに合わせた闘いが常に出来るように訓練プログラムも組まれているだろう。
 それに比べて、お前らは・・・どうもこの島に来るまで、殆どそういったバトルや修行をやってねぇみたいだが・・・」

 ガイクがぎろっとシショーの方を見る、同時にシショーはさっと物陰に隠れた

 「・・・まぁいい。ここでは俺がいるし、心おきなく様々な環境下でバトルを行える場所がある。
 もう実戦不足どころか、百戦錬磨になるまでみっちり叩くことが出来る。腰を落ち着けてな」

 皆がごくりとつばを飲み込むと、ガイクが「もうひとつ」と付け加えた

 「お前ら、能力者とのバトルをどう思う?」

 「えっ・・・そりゃ・・・」

 「怖いですよね、やっぱり。命の危険性とか・・・」

 と、皆が口々に言うと、ガイクはがくっと項垂れた
 それから長髪をかき、気を取り直して言った

 「あのなぁ、それは普通のバトルだって一緒じゃねぇか?」

 「うん?」

 「ピカチュウの『10まんボルト』、リザードンの『かえんほうしゃ』、ベトベトンの『どくどく』・・・。
 ポケモンの技ってのは普通に人間が食らっちゃマズイもんだらけだ、なのに俺達はポケモンと共に闘おうとする。
 バトルの危険性を知りつつも、共に闘う覚悟はあるんだろ?
 だったら、普通のバトルも能力者同士のバトルも何も変わらないじゃないか」

 言われてみれば、レッドは一度は氷漬けになったのだし・・・・・・バトルをする際のトレーナーの身の危険は承知の上だったはずだ
 なのに、能力者とのある意味異常なバトルの所為で、すっかり身体が縮こまってしまっているのに気づいた

 「もっとポケモンバトルを楽しめよ! それが能力者同士の闘いであっても、いつもと変わらないだろう?」

 なんだか胸に突き刺さるような言葉だった
 そうだ、いつからこの気持ちを忘れていたんだろう
 「ただ単純にバトルを楽しみ、ポケモンと共に生きる」・・・それがトレーナーとしての基本だったはずなのに
 いつの間にか、それをすっかり失念していた


 ・・・すると、急に肩の力が抜けた気がした
 
「そっか・・・。いつもと同じ、か」

 「なんだかすっかり忘れてましたね」

 「俺はいつでも楽しんでるッスけどね」

 「アンタは何も考えていないだけでしょ」

 皆の頬が紅潮し肯き合っているさなか、突然にガイクが思い出したように言った

 「あ、それとな。さっき、ナナシマラジオで言っていたんだが、原因不明の異常気象と全連絡船沈没の速報が流れていた。
 具体的に言えば、しばらくは『なみのり』はおろか『そらをとぶ』まで使用不能。
 連絡船の復旧は本土からの資材搬入が無いため、しばらくは新しい船を造ることも引き上げることも出来ずに運休。
 ・・・まぁ、4のしまはいざとなったら此処の牧場や果樹園とかを開放するし、先ず飢え死にの心配はないはずだ。
 異常気象の方は・・・波がやや高いようだが、風とかに関する日常生活への支障はないそうだから、安心して修行出来るな」

 ・・・・・・そんなレベルの話なんだろうか、皆の顔が一気に青白くなった
 だが、まぁ結果的にはこの先へは先に進めない=観念して修行集中に専念出来るようにはなったのだが


 ガイクがゴキゴキと肩を鳴らし、腕時計をちらりと見た

 「・・・もうこんな時間か。じゃあ、そろそろウチに帰るとするか」

 そう言われてみれば、確かに・・・もう陽が傾き落ちかけている
 皆がポケモンを戻し、真っ直ぐにガイクの家へと戻っていった

 「・・・・・・っと、そうそう、言い忘れてたけど、この箱庭にいるポケモンの殆どは野生的なもんだから」

 「へ?」

 「つまり、預かっていたポケモンが勝手にタマゴとかで増えるだろ? でも、生まれたやつを引き取らない人も多い。
 だから、この島の住人から今預かっている十数体を除けば、ここにいんのは皆ウチのポケモンてことだ」

 「・・・凄いんですね、本当に」

 「いやなに、オーキド博士の所有数には負けるけどな」

 ガイクが平然とそう言うが、皆はまだ何か引っかかっていた

 「で、どういうことなんだ? 結局は」

 「なにか気に入ったのがいたら、捕まえても良いぞ」

 「えーーーーーっ!!!?」

 流石にこれには皆も驚いたらしく、思わず叫んでしまった
 が、ガイクはそれを予想していたらしく、さらりと流した

 「言ったろ? 『出来る限りの協力はする』って。
 ポケモン転送装置が使えない今、不必要なポケモンは俺・・・此処に預けて、必要なポケモンを捕まえて持っていくと良い」

 「おお〜、太っ腹ぁ!」

 「そうでもないさ」

 その言葉に皆がまた疑問符を浮かべた
 が、そんなことを気にせずにゴールドは意気揚々に、早速草原から此方に向かってくるケンタロスの群れを見つけた
 ゴールドがイエローに無理矢理ウーたろうの体力を回復して貰い、ガイクに野生かどうか確認した
 それから、キューを持ってその群れの真っ正面にウーたろうと共に立ち塞がった

 「来い!」





 ブモォォオオォオンッと鳴き声をあげ、ケンタロスの群れは思い切り・・・勢い良くゴールド達を弾き飛ばした
 更に『とっしん』にくわえ、群れ全体での『ふみつけ』や『いかり』が炸裂した


 ・・・後に残されていたのは、惨めに倒れているゴールドとウーたろうの姿だった
 幾らガイクとの闘いで疲れが残っているとはいえ、そこらの野生とはちょっとレベルが違いすぎる気が・・・

 「・・・・・・」

 「言い忘れてたが、ウチの野生ポケモンはそれなりに強いからな」

 ガイクはそれだけ言って、すたすたと先に戻ってしまう
 レッドはどっこいしょとゴールドを担ぎ上げ、ウーたろうをボールに戻した

 『・・・流石、育て屋のポケモンってとこかな』

 「鍵の隠し場所を教えてくれたのも、一応、時間帯も自由に捕獲しても良いってことだったんですね」

 「それと、扉が二重になってるわけもね」

 ガイクの「用心」とはポケモン泥棒だけのことではなく、此処にいるポケモンの『力』のことも言っていたのだ
 皆はため息を吐き、なるべく周りのポケモン達を刺激しないよう、ゆっくりとガイクのあとについていったのだった



 

 To be continued…



  
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