51、9月5日


「・・・やっぱ、まだ暑いわよねぇ・・・」
あたしは 手で自分をパタパタと仰ぎながらつぶやいた。
横ではゴールドが 自分が見たものとは若干違うであろう景色を 不思議そうに見まわしている。

『エンジュに旅行に行っていた』という ゴールドの言葉を手がかりに あたしとゴールドは今、当のエンジュに来ていた。
ちょっと不安にさせるかもしれないけど、シルバー達には内緒。
だって、ゴールドの言う『おばちゃん』は、どうやらシルバーのお母さんらしいから、
彼女とゴールドを直接会わせると、ゴールドがパニックを起こしかねないもの。


「・・・それでね、舞子さんたちのおどりを見た後に、ここでお茶飲んだの。
 そしたら、男の人が、舞台が崩れたって・・・・・・」
ゴールドの歩いたルートをたどってる途中、ゴールドは色々なことを話してくれた。
どうやら、心を開いてくれれば、かなりのことを話してくれるらしい。
「で、あっちの方に、走っていったわけね。」
「うん。」
「じゃあ、事件現場に行ってみよっか?」
ゴールドがうなずいたので あたし達は ことの発端(ほったん)と思われる 崩れた舞台があった場所へと歩き出した。
こんなことやってると、なんだか探偵にでも なった気分。

「・・・跡形もないわねぇ・・・」
巨大な建物を前に あたしはつぶやいた、どうやら、崩れた舞台は完全に片付けられたらしく、後には巨大なショッピングセンターが建っている。
ゴールドは夢でも見ているような顔で 場所に似合わないビルを眺めている。
彼にとっては 2年が1日なのだ、そう思いながら腰に手を当てると、首についた鈴が音を立てた。
「・・・おと?」
不意にゴールドが 顔を上げてこちらを見つめる。 いや、見てるのは首の鈴か・・・
爪先立ちで水晶玉のような それをじっと見ていると、急になんとも言えない表情へと変わり、ビルとは全く違う方向を見つめ出した。
「どしたのよ?」
「・・・音がする。」
ふらふらと歩き出したかと思うと、ゴールドは急に走り出した。
とても年下(多分)とは思えないほど、その走りは速い。
・・・・・・そういえば、初めてゴールドと歩いた時も、その足の速さに 驚かされたっけ。


がさがさと音を立てながら ゴールドはくさっぱらをかき分けると、
子供しか通りぬけられそうにないような そこそこ目の細かい 竹で出来た柵(さく)をくぐり抜けた。
いきなりの行動に あたしは戸惑い、その場で立ち止まってしまう。
「まってよ、ゴールド!!」
あたしが叫ぶと、ようやく気付いたのか、ゴールドは顔をこちらへと向け、足を止めた。
声こそ出さないものの、瞳で「こっちに来い」って 促がしている。 しかたなしに 柵をくぐりぬけようとあたしは体をかがめた。

「・・・・・・待ちなさい。」
年をとった男の声が 背中の方から聞こえてくる。
振り向くと、坊主だか、僧侶だか、詳しい見分け方を知らないから断定は出来ないけど、とにかくそんなのが立っていた。
「今、『スズのとう』では 騒ぎが起こっています。
 あなた達のような 不審人物を 簡単に中に入れるわけにはいきませんね。」
あたしは首をひねった。 そうは言われても、すでに1人、中に入っちゃってるわけだから、連れ出さなければしょうがない。
「はやく、クリスお姉ちゃん。」
ゴールドが急かした。
坊さん(で、いいや)は そんなゴールドの様子を見て、眉をひそめる。 まあ、当たり前か。
「とりあえず、そこの子、捕まえなきゃならないんで。」
あたしは 軽く言うと、滑るようにして柵を通り抜けた。
坊さんはそうはさせまいとして モンスターボールをこちらに向かって放り投げてきた。
ところが、赤い炎の球がぶつかり、ボールは開くことなく 坊さんの手元へと戻っていった。

「・・・邪魔はさせない。」
声の主は ゴールドだった。 驚くほど 落ちついた低い声で、目が 座っている。
瞳の色が吸いこまれるような黒から、太陽のような金色へ、一瞬で変わったかと思うと、ゴールドはポケモンバトルの時の指示の態勢に入った。
途端、天空から赤茶けた毛のかたまりが 音もなく降って来る。 エンテイだ。
「早く行け。」
ゴールドは あたしを『スズのとう』へ行くように促がした。
・・・・・・早く・・・行け?
「・・・あなた、一体誰よ? ゴールドはどこへいったの?」
負けじと聞き返してみる。 相手が伝説のポケモンだろうが大統領だろうが、いたいけな子供の体を乗っ取っていいわけがない。
ゴールドらしからぬゴールドは あたしの方を名前と同じ・・・金色の瞳で見つめ、笑った。
「早く、スイクンが、クリスのことを待ってる。」
頭の中はぐちゃぐちゃパニック。
自分がいる世界が本物なのか、もしかしたら、小さいゴールドの世界へと迷いこんだのかと思うくらい、混乱する。
でも、とりあえず、目の前にいるのが『ゴールド』だっていうのだけは、分かった。 女の勘(かん)ってやつだろうか?
うなずくと、もう何百年も前から建っていたような 古く、そして高い建物へと 足を急がせる。


「・・・・・・君は、一体どういうつもりなんだ?
 スイクンハンターのオレを差し置いて、スイクンに会いに行こうとするなんて・・・」
忘れかけていた 腹のたつ声が真正面から耳に突っ込んでくる。 ・・・・・・ミナキだ。
声の場所の通り、彼は 真正面にあたしの進路をふさぐ形で立っていた。
「呼ばれてるからよ、スイクンに。 そこを退いて、ミナキさん。」
嫌味もたっぷりこめて『さん』を強調する。
ついでにトゲリンの入ったモンスターボールに手を当てる、予測よりも早く、ミナキは実力行使に入ってきた。
スリーパーが ふらふらと振り子を揺らし始める。
「トゲリン。」
あたしは 声を出さずに指示を出した。
『それ』ができる技が トゲリンの場合、1つだけある、そう、ジェスチャーで簡単に伝えられる技、『ゆびをふる』。

「ちゅくちゅっく!!」
取り出したのは 1つの小さな小包。
トゲリンは笑顔で それをスリーパーに手渡す。
不思議そうな顔をしてスリーパーがそれを受け取ると、途端、小包は大爆発を起こした。

「ミナーパー(スリーパーのニックネームらしい)・・・ぐふっ!!」
攻撃に気を取られていたスキに ミナキの首の後ろに 強烈な手刀をお見舞いしてやる。
ミナキが弱かったのか、あたしの力が強かったのか、ミナキはあっけなく気絶した。
「何が出るかわからない技、『ゆびをふる』に『プレゼント』、ポケモンバトルなんて、何が起こるか分かったもんじゃないわよ。
 次から、女だから子供だからって、簡単に油断しないことね。」

52、ポケモンVSトレーナー


『スズのとう』の中に入ると ひんやりとした空気が ほおやふくらはぎを伝った。
その空気に促がされるかのように あたしは塔の奥へとゆっくりと歩を進める。
手首についたモンスターボールをしっかりと握り締めて。


さほど奥にいるわけでもなかったスイクンと目があうと あたしの首についていた鈴が ちりん、と音を立てた。
まるで、それを合図にしていたかのように スイクンは立ちあがり、油断なくしなやかな足に力を込める。
「スイクン、ゴールド使って あたしのこと呼び寄せたの、あなたなの?」
ルビーのような瞳を細めるとスイクンはゆっくりとうなずいた。
建物の中だから風が吹くはずもないのに オーロラ色のたてがみが ふわっとなびく。

「今度は、化け物と、その使い手として・・・」
不意に、言葉が口をついた、テレパシーでスイクンが最後にあたしに言った言葉だ。
それが、ポケモンとトレーナーの意味だったとしたら・・・
自然とボールを握る力が強くなる。 足も動く、いつでも飛び出せるように・・・
どうやら、間違いではなかったらしい。


「やああぁッ!!」
掛け声とともに 1つめのモンスターボールを床へと打ち下ろした。
出てきたのは ベテランルーキー(訳のわからない言葉・・・)、モコモコ。
あたしが声を上げる前から すでにバトルは始まる。
巧み(たくみ)なフェイントで スイクンの攻撃を誘導し、第一撃を避けると、モコモコはスイクンのふところまで あっという間に滑りこんだ。
「いまだ、モコモコ、『かみなりパンチ』!!」
早くも勝負が決まるかと思った。
でも、さすがと言うべきか、スイクンはその攻撃を直撃させず、くるりと体を回転させると、2回目の攻撃をモコモコへと放つ。
今度は当たった。 モコモコは『バブルこうせん』に 2〜3メートル押し出されると、そこで踏みとどまった。
「『ひかりのかべ』!!」
特殊な力を持つバリアーを モコモコは目の前に張った。
それを盾に あたしは柱の影に逃げ込み、モコモコをモンスターボールへと戻す。

かばんからポケモン図鑑を取りだし、スイクンへと向ける。
モコモコの一撃でも、スイクンの体力はさほど減っていなかった。
・・・・・・・・・強い。
どういうわけか、あたしは 口元で笑っていた。
胸の奥が うずうずとうずき、どうしようもなく 愉快(ゆかい)な気分になる。

「・・・・・・捕まえたい!」
とんでもないことを 口走っていた。
スイクンに聞こえていたかどうは分からなかった、2つ目のモンスターボールに手を掛ける。
「ポコ、『サイケこうせん』!!」
ポコは迷うことなく飛び出すと、7色の光線を スイクン目掛けて放つ。
スイクンは跳ねるようにしてそれを避けると、突風を起こし、ポコの体を切り裂いた。
「・・・今のは、『かぜおこし』?
 『みず』タイプの技だけじゃ、ないってこと?」
答える人間は誰もいない、完全に1人だけのバトル。
・・・・・・慣れているはずだった。
「ポコ、『フラッシュ』!!」
唐突に技の名前を叫ぶ、いや、バトル中は唐突とは言わないか・・・
ポコが技を出すまでの時間は短かった。 あっという間に 建物の中に閃光(せんこう)が走る。
「『ロックオン』!!」
ポコの攻撃の照準が スイクンへと向けられた。
途端、スイクンは体を震わせる、あたしの次の行動が読めたのか・・・・・・

「でぇ〜んじほうッ!!」
『でんじほう』は、『かみなり』タイプ、最大級の攻撃力を誇る技。
弱点属性、『みず』のスイクンは ただならないダメージを覚悟したのか、ぎゅっと瞳を閉じた。


「・・・・・・なんてね、撃つと思った?」
この順番、スイクンはノーダメージだった。
あたしは ポケモンを交代しただけだ、・・・ていうか、レベルが低くて そんなに強い攻撃なんて 使えない。
スイクンがきょとんとしている間に 相変わらずのヒメが『だましうち』で 一撃を加える。
ボコボコにしないうちに ヒメをモンスターボールへと戻すと、ちょうど、モコモコが張っていた『ひかりのかべ』の効果が切れた。
「ワニクロー、『こわいかお』!!」
進化して 一層怖がらせる効果の上がったワニクローが 逃走中の銀行強盗(・・・が、怖いかどうかは別として)も真っ青な形相で
スイクンを睨みつける。
効果はあった、スイクンの動きが 一瞬止まる。

が、すぐに気を取りなおしたのか、負けじとワニクローのことを 睨み返してきた。
少しの間、ワニクローとスイクンの睨み合いが続く。
「交代だよ、ワニクロー。」
そう言うとあたしは ワニクローを戻すのと入れ違いに 別のモンスターボールを床へと放った。
スイクンはその出てきたポケモンをも キッと睨みつける。
でも、それも、計算のうち。
「『アンコール』!!」
出てきたトゲリンと一緒になって、パチパチパチと手を叩いた。
途端、スイクンの動きが止まる。 『アンコール』で、トゲリンを睨む事しか出来なくなったのだ。
「グレンッ、『りゅうのいかり』!!」
すぐさま交代し、グレンの真っ赤な体から 真っ赤な炎を吐かせた。
スイクンの水色の体が 赤い炎に包まれる、悲鳴を上げていたが、心を鬼にして 目をそむけた。
かばんから 一つの球体を取り出す。


「スイクンッ!!」
『アンコール』状態も解けて ふらふらと立ちあがったスイクンは声の場所を探った。
次の瞬間、スイクンの足元で赤と白のカラーリングの球体が カンッ、という音を立てて跳ね上がる。
一瞬、迷った。 手元にあるボールは 数えるほどしかない。
モンスターボールをスイクンに当てられるのだって、そうそうチャンスは作れないだろう。
恐らく、今が、最初で最後のチャンス・・・でも、どこに、当てれば・・・・・・

「額(ひたい)だ!!」
『スズのとう』の入り口から 子供の声が響き、スイクンは一瞬 そちらに気を取られた。
あたしは うだうだ考える前に グレンの背中から(ずっとそこに隠れていた)飛び出す。
体が中に浮いた状態で 持っているボール・・・ハイパーボールを スイクンの額の水晶に 押しつけた。
閃光と一緒に あたしの体は弾き飛ばされる。
気が付くと、あたしは誰かに 抱きかかえられていた。

53、ハニーシロップ


「・・・・・・重い。」
あたしの下で シルバーが不服の声を上げた。
ハイパーボールをスイクンに直接当てた反動で あたしの体が『スズのとう』の入り口の方へと弾き飛ばされたが、
その時、シルバーをまき添いにしてしまったらしいのだ。


何とか体を起こすと あたしは辺りを見まわした。
シルバーも起き上がると、一瞬、銀色の瞳を瞬かせる。
「ああ、スイクンなら、あそこに転がってるのがそうじゃないか?」
・・・・・・どうして シルバーは あたしがスイクンの姿を探してるって分かったんだろう?
ともかく、あたしは立ちあがると 床に転がっているハイパーボールへと歩み寄った。
途中、グレンが不安そうな顔をあたしに向けているのを 横目で見る。
マスタードみたいな 黄色い色をしたボールを拾い上げると、あたしは シルバーの方へと向き直った。
「・・・やったか?」
シルバーが 不思議そうな、不安そうな顔をして あたしに尋ねてくる。
あたしはボールを透かすようにしてみながら グレンをモンスターボールに戻した。


「・・・へへっ、スイクン、捕まえちゃった。」
顔から勝手に笑顔がこぼれていた。
もっとかっこいいセリフとか、言ってみたかったが、思うように体に力が入らない。
ふらふらと シルバーの方に歩み寄るだけで精一杯だった。

「きゃっ!?」
右のふくらはぎに突然痛みが走り、倒れかけたあたしを シルバーが抱きかかえてくれた。
「・・・まったく、何やってんだよ。」
「違うッ、なんかピリッてする物が 足に当たったのよ!!」
言いながら、シルバーの顔がなんだか赤くなっているのに気付いた、風邪でもひいたのだろうか?
そのまま うつむいてしまう、あたしはシルバーに抱きかかえられた体勢のまま 動けなくなってしまった。
「ちょっと、シルバー?」
「うわあぁぁッ!? ご、ごめんッ!!」
シルバーは 大慌てって様子で あたしの体を突き放す。
赤い髪に合わせるように 顔が真っ赤になっていた。
・・・・・・・・・なによ。

「そういえば、来る途中で 子供ゴールド見なかった?」
ちょっと、声がつっけんどんになっているのを感じる。
シルバーは はぁ、と小さく息をついて、汗を拭くようにして顔を隠しながら答えた。
「消えた。」
・・・・・・・・・は?
「どういうことよ、消えたって・・・幽霊じゃあるまいし・・・・・・」
「言ったままだ。
 おれが見に行ったとき、光に包まれながらゴールドが消えてくとこだった。」
シルバーは 赤くなった顔を隠すようにしながら立ちあがる。
歩きながら向かう先は・・・・・・ポケモンセンターだ。



エンジュのポケモンセンターでは 不思議な現象が起こっていた。
天井から下げられた観葉(かんよう)植物から、いくつもの花びらを落とした形跡のある切花まで、
その全てが まるで、たった今咲いたような 綺麗な花をつけていたのだ。
「・・・どうしたんですか? これ・・・
 まるで、ついさっき咲いたみたいじゃないですか、もう夕方なのに・・・・・・」
センターにポケモンを預けながら 看護婦さんに聞いてみた。
女の人は クスクスと笑いながら答える。
「ああ、それね。
 ついさっき、このセンターにきた男の子が ポケモンの力で花を咲かせたのよ。
 自分のポケモンなのに、まるで、初めて見たみたいに大喜びして『スズのとう』の方に 走って行ったわよ。」

・・・『スズのとう』っていったら、ついさっきまで あたし達がいた所、どこかですれ違ったのだろうか?
不思議な力を持つ少年のことが あたしはなんだか気になった。
「その男の子のこと、もう少し 詳しく聞かせてもらえませんか?」
「詳しくって言ってもねぇ・・・・・・ピカチュウ、は、最近じゃ誰でも連れてるし・・・
 あぁ、そうそう、その子、『レッド』みたいにキャップを被ってたんだけど、後ろ前だったのよ、
 ・・・って、それじゃ、手がかりにもならないか。」
看護婦さんは ため息をつくと、軽く横に首を振った。
夕立でも降るのか、センターの外で 風が唸りをあげながら通り過ぎて行く。
顔でも洗ってきたのか、少しさっぱりした顔のシルバーがあたしの横に現れた時、センターの扉が音もなく開いた。
「あぁ、あの子よ、花咲か少年。」
看護婦さんが 顔を輝かせて入ってきた少年を指差す。
その少年は あたしのほうを見るなり、黒い瞳を輝かせて 走り寄ってきた。


「ただいま。」
足元にいるピカチュウを抱き上げると 少年は太陽みたいな笑顔で笑う。
着ている赤いパーカーはボロボロ、顔中、体中、あちこち泥だらけだ。
「・・・・・・ゴールド?」
シルバーが驚きの声を上げた。
一瞬、喜んでいるんだか悲しんでいるんだか怒っているんだか、よくわからない表情を浮かべた後、ものすごい勢いで怒鳴りだす。
「どこいってたんだ、一体!? さんっざん、みんなに迷惑かけといて!!
 おまえがいなくなっている間にこっちで一体何があったと・・・・・・!!」

「ごめんね。」
3分間近く続いたシルバーの説教は その一言で片付けられた。
ピカチュウのディアをモンスターボールに戻すと、センターに預け、あたし達と会話しようと顔を向ける。
「コガネのポケモンセンターから飛んできたんだ、クリスとシルバーが こっちに行ったって聞いたから・・・
 思った以上に状況よくて、安心した。」
シルバーが眉をひそめたのを あたしは見逃さなかった。
・・・ってか、一体、ゴールドにとっての『最悪の状況』って 一体なんだったんだろう?

ゴールドはイスの上で軽く伸びをすると あたし達の方に笑顔を向けた。
彼にかかると 大抵のことはそれで済まされちゃうから 不思議なもんだ・・・・・・



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