「まずいな…」

下で何かを言ってるのは分かったけど、何を言ってるかは聞き取れなかった。
しかし…シンはハッキリと聞き取った。
「駆け降りるぞ。」
「・・・えぇ!」
爆弾発言にミキは全身を使って対応をとる
「なんで!あれだけ急いできたのに…」
「急がないと…研究所ごと潰されるぞ!」
「え・・・・・・」
「話は走りながらする!着いて来い!」
シンがミキの手を引いて走り出す。
―目指すは…研究所!


「証言によると…ここだね?・・・『医務所』って書いてあるけど…大丈夫か?」
「そんときは壊滅させるまでよ。ここはつぶれても、マサラにもう一個ある。そんときゃどうする?『閃光』の襲撃でもあった。とでも言っておくか?」
XとYが研究所の前でじゃべっている。そこへ
「あんたたち。喋ってないで行くよ!ポケモン出しときな!」
Kが指示を出す。おそらくこの三人の隊長格になっているであろう。
「とりあえず。ウーチー。扉を壊しな」
Kが出したポケモン、ウソッキーが構える。そして
「!!!」
攻撃の前に扉が開いた。そしてウソッキーが後ろの壁まで弾き飛ばされる。
「・・・・・・・・・・・誰だ!!」
Kが問う。
三人が睨み(にらみ)つける先の、開いた扉から一匹の大きな爪を持ったポケモンと人が姿を表す。
「!!!!!!!」
三人が驚愕の表情を浮かべる。
「くそぉぉぉ!!」
Kが大声を上げる。そして怒りも震えも混じった声で
「ウーチィィ!!岩砕…」「切り裂く!」
突っ込んできたウソッキーをまたもやたたきつける。
「手加減して二発でKOですか…まだまだですねぇ…」
「なめんじゃないわよ!!」
Kが叫び声をあげる。
「行くのよ!X!Y!」
二人に指示をだす。そして二人の手からボールが放たれる。
その二匹の格闘ポケモンは、構えを―
取れなかった。取ろうと腕に力を入れたときにはウソッキーの横で横たわっていた。二体とも
「「・・・・!!」」
驚愕の表情を浮かべる二人。そして
「撤退!!」
Kのその声とともに白い煙が撒かれる。その煙が消えるころには壁にいたポケモンもK、X、Yもいなかった。
その煙が消え去った時には一人のトレーナーと一匹のポケモンしかいなかった。そのトレーナーが言う

「戻れ“テトラ=v

第7話に続く
戻る


時間の都合で1つの話で完結できませんでした…
このトレーナーをシンだと思った人!手ぇ上げて!・・・
いそうもないか…^^;