「シンさん。何ですか?それ」
「あぁこれね」

ここは201番道路。シンセイタウンとホズミシティをつなぐ、長い長い道路。ここはクォーレ地方の中でもKエリア。カントーよりのエリアで主に出現するポケモンは、カントー系列が多い。

「これは…やっぱ言えない…とにかく、あいつらが狙ってた代物だよ。置いておくと厄介だから持ってきた」
シンは銃器のような物を手でポンポン弾きながら話す
「あいつらって…あの三人組?」
「そ」
最後に高く跳ね上げたソレをうまく手でキャッチする
「あいつらはゴット団。全員で26人いる。さて問題です。26種類あるものといえば?」
「えぇっと…アルファベット?」
「ピンポーン」
シンが銃器をしまいながら言う
「彼ら一人一人にコードネームがついていて、さっきいたのがKXY。Aに近くなるほど強くなる。Kは真ん中あたりの人で、なかなかの腕前…だけど師匠の前には無力かな?」
ニカッと笑いながら話す。
「あと…ABC位になると次元が変わる。特にAはゴット団のボスで、強さは四天衆と匹敵する」
シンがある程度話し終えてからミキが
「あの…推薦してくれるって話、本当でしょうか?」
「あぁ…まぁな。バッチを8つ取ったらの話だけどな」
「・・・・・・ありがとうございます」

「あとな・・・・・」
話し終えてからのシンの急な発言にビックリするミキ
「お前の敵は三つある。何か分かるか?」
またもや質問…と思いながら。う〜んと考え
「ジムリーダーとか、他のトレーナーとか、四天王とか?ですか?」
「うぅん・・・」
シンが悩み
「ソレは全部まとめて1つだ。第一が『トレーナー』そして第二が『ゴット団』」
「えぇっ!!」
驚愕の言葉。四天衆格となんでやら無いといけないのよ〜TTと思いながらボーゼンとしていると
「いいか、俺が今こいつを持ってる。だからあいつらは俺を付けねらってくる。あいつらより、普通に強いやつらがな」
「・・・・・・・・・・・・・第三は・・・なんですか?」
つぎに何が来るのかと思いつつ聞くと
「第三は・・・『俺』だ」
「・・・・・・?」
「お前が一位になるということは、四天衆の誰かと戦うということだ。しかも俺の下についてやってたら。ずいぶん俺みたいな戦い方になっちまう。となると、対決する四天衆は誰だか分かるかな?」
「シン…さん?」
「ピンポーン。そゆこと。つまりお前は旅の中で俺を超える必要がある。ってことになるかな?」
ミキは呆然とする。ソレもそうだ。さっき無理だといわれたことより高いハードルが二つも出来てしまった。
でも…がんばる!!そう心に決めたミキは、大きく息を吸って
「がんばるぞぉぉぉ!!」
山の多い付近にこだまする
「バカヤロォォォォォォォ!!!」
思いっきりチョップが来る。そして
「さぁ…これがお前の始めてのVS野生のポケモンだ。あまりにも強すぎる。な」
ミキは今さっきの声を後悔する
今自分で、強大な敵を作ってしまった

第九話に続く…
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ゴット団について書いときました!
ゴット団・・・その目的とは!
そしてミキに迫る危機とは!!
続く・・・・・・・・・