「がんばるぞぉぉぉぉ!!」
「バカヤロォォォォォォォ!!」
第九話 閃光の秘密
「こいつがお前の始めての野生のポケモンとのバトルとは…運が悪いなぁ…」
ボールのある腰に手を伸ばし、構えるシン。
その目の先の草むらから出てきたのは
「リングマ。冬眠ポケモン…しかもデカイし…何体いるんだ?」
「・・・・・・・・・・・!!!!」
ミキ驚愕。その先にはリングマの『群れ』冬眠中をたたき起こされたようで…
「ウガァァァァ!!」
もちろん怒るわけだ。
「ヒィィィィィィィィィィィ!!!!!!!」
ミキが悲鳴を上げる。だけどシンの顔はいたって普通
「これからお前に教える『閃光』を見せてやろうか?」
「え?」
「行け!セト!!」
ボールからセトが姿を現す。紅色に染まったハッサムだ。
「その前にっと・・・。まずミキ。一匹だけでも倒してみろ」
「えぇ…」
震えながら声を出す。
「分かったよぅ…ナミ」
ミキがポケモンの名前を呼ぶ
ボールが転がり、ミズゴロウのナミが姿を現す
「怖がるこたぁねぇ!!行け!!」
「うん…フゥゥゥ…ナミ!!水鉄砲!!」
ナミから、強くは無いが、水流が発射される。
が、元々レベルの高いリングマ。いとも簡単に水鉄砲をよける
「駄目だったよう…グスン」
「ハァ・・・」
あまりのしょぼっぷりに、ため息をつくシン。そして
「本物の閃光を見せてやるよ!!セト!レベル2!!」
レベル2の言葉と同時にセトの体に電撃が走り、煙がもうもうと立ち込めた
そして―
「青?」
さっきまで真っ赤な体だったセトは、もういなかった。
今いたのは真っ青なハッサムだった。
「セト、高速移動とアイアンクロー」
シンが聞き覚えの無い技を言った後、目に強い風が吹き付けた。
思わず目を閉じる。
そして目を開けたときには
リングマは一匹残らず気を失っていた。
第十話に続く…
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こんな設定でいいのかな?^^;
分かりにくいかもしれないけど、リングマの数はすごい量です。
動物園くらいいます^^;