第十二話 幸→辛→不幸?

ここはバトル場
トレーナーの交通量が非常に多いこの地域では、もちろんバトルも盛んだ
つまり、バトル場が多くなければいけないのだが…ここの量は半端じゃない
ほとんどのバトル場が簡易壁で囲まれているので、正確な量はわからないが、フロントの鍵を見る以上ものすごい量のはず
今は昼時。いわばランチタイム
ほとんどのトレーナーが食事を取っているため、バトルしている人は少ないらしい
ミキに手渡された鍵には『0003』なぜか千の位まである…
そんな0003番の場所に二人のトレーナーがいた

「じゃあ始めようか?お譲ちゃん?」
「言うな!!」
ミキが憤慨して言う
「私の名前はミキ!!覚えて!!」
「おうよ。俺の名前はリュウだ。覚えとけ!」
自己紹介(?)を終えた後リュウが
「じゃあ…3対3でいいな?」
バトル前には必須の言葉。いわずにいきなり始める輩がいるそうだが…
「ごめ〜ん。一匹しか持ってない…」
「じゃあ一対一だ!」
結構聞き分けのいい人だ。そして

「「ポケモンバトルスタート!!」」
ミキとリュウ。二人の手からボールが放たれる。
ミキの方からはもちろんナミが
そしてリュウの方からはロコンが
「ロ…コン…って…炎タイプだから…ユーリ!?」
「そうだな。運が悪ぃなコリャ」
リュウが手で額をペチンと叩き言う
「じゃあいくよ…」
「どーぞ」
・・・・・・・・・・・
一瞬の沈黙の後
「ナミ!水鉄砲!!」
「カキ!よけろ!」
ナミの水鉄砲を軽々とよけ
「火の粉!!」
カキの口から火の粉が飛ぶ。本来すぐ消えるはずの火の粉がまっすぐ飛んでくる
ヴォウ・・・・
数発は地面に落ち地を焦がす。そして僅かだが、ナミの体に当たる
「これくらい!!もっと水鉄砲!!」
水鉄砲の連射で辺りが一帯が水浸しになる
しかも、そのすべてを軽々とよけていく
「くっ…」
ミキが声を上げる
「三十発か…そろそろだな」
「?」
ミキはまだ三十発の意味を知らない…
「まだまだ水鉄砲!!」
また辺りに水が撒かれるそして―
バシャッ…
ロコンの体に水鉄砲が当たる、が
「まだまだ…甘いよ!」
ロコンはすぐに立ち上がる
が、ダメージが大きいのは確かなようだ。足が震えている
「もうすぐ…もうすぐよナミ!!」
ミキから励ましの言葉が入る。が、
ハァ・・・ハァ・・・
ナミも息切れを起こす
「え・・・?」
ミキは状況を判断しようと悩む。が、
(そんな…ありえない…。食らった攻撃は火の粉一発だけ…それに、さして効いているようには見えない…いったい何故・・・)
ミキが悩んでいる間にも息切れが続く
「ありぃ?もしかしてミズゴロウが『やけど』してるのに気づかなかった?」
「あっ」
しまった…誰だってやけどはする。それに気づいてやれなかった…
『二 ポケモンの使い方が荒い』
ちょっと前のシンの言葉が頭をよぎる。そして
「よし…体力がなくなる前に決着決めるわよ!」
「そうこなくっちゃ!」
ナミも体制を立て直し、敵を見る
「ナミ!水鉄砲!!」
ナミに指示が出る…が、
「出ない?」
ナミの口からは、何も出ない
「よし!PP無くなった!勝ったも同然だな!」
リュウが勝ち誇るように言う
「P…P?」

第十三話に続く…
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