「よし!行くわよ!」
「はいはい…作戦会議は終了かな?」
「モチロン!」

第十四話 閃光の片鱗―リュウの正体

作戦会議を終え、勝つ気まんまんのミキがいう
「さぁ行くわよ!最強トレーナー(候補)の大逆転劇!」
「そんなことしてないで、さっさときたらどう?」
リュウが「来い」といわんばかりの顔で、親指を自分の顔に向ける
『挑発に乗らないように…計画どうりに行ってください』
「はいはい…ナミ!体当たり!」
「カキ!守る」
ガキィィィィィン・・・
また同じようにはじき返される
「おいおい…それじゃあ勝てねぇよ・・・」
「まだまだ!ナミ!たいあ・・・・・」
ミキの言葉がとまる
すごい・・・口が開いている
「あ?」
「・・・・ハクション!!!」
くしゃみ・・・
「おいおい…大丈夫か・・・・ッ!!」
「人の心配してないで自分の心配したら?」
「なんで・・・」
今ナミは、指示も出ていないはずなのに、電光石火でカキを弾き飛ばした


ヴゥゥゥゥゥン…キィ・・・・・
車が止まる
そこから降りたのは四人の男
三人は、クォーレ地方を股に掛ける大組織『ゴット団』の一員
そして一人は、若手超有力トレーナー『シン』である
車の止まった先に見えるのは、がけの下に作った今にも崩れそうな家で、4人はその中に入っていった
先ほどJと呼ばれた男が
「ジェット『世界の終焉』」
こう言う。すると
ウィィィィィィィィン・・・
床がわれ、階段ができる
「どうぞ・・・」
シンは導かれ奥に進んでいる


「何故だ!何故指示が出てないのに動く!?」
ミキをにらみ言う
「リュウ…あんたはね、あたしが攻撃の宣言を言った直後に防御の指示を出している。つまり、暗号を設定して悟られないようにしたわけ。ちなみに電光石火はくしゃみね」
「くぅ・・・」
悔しそうに、カキを見つめて言う
そして
「俺の負けだな…じゃあなちっちゃなトレーナーさん」
そして、頭の上で束ねていた髪を解いた
「じゃあね。また会えたら…」
ミキが笑顔いっぱいの顔で言う
そしてリュウが振り返りざまに言う
「俺の名前はシルバー=リュウ。これからはシルバーで呼んでくれ。あと・・・」
『シルバー』と名乗った男が向こうを向き言う
「今回は手加減した。次に会う時は、本気で叩きのめす」
さっきまでの口調とはぜんぜん違う。厳しい顔立ちで言う
「あ…うん・・・」
ミキは雰囲気に気落とされる。
「じゃあな・・・また会おう」
シルバーはもう一つボールを出しミキは見たこともない大型のポケモンをだし、飛び立っていった


第十五話に続く・・・
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一人目の他地方キャラ『シルバー』です。
実は強いです^^
この後もモチロン出演予定
さて…シンはこれからどうなるのか…
こうご期待!