「・・・・小娘が・・・」
ヘルガーは宙を飛び、壁にたたきつけられて動かなくなった

第二十二話 TBTスクール

「ポチエナ!あのミズゴロウに噛み付く!」
ポチエナが攻撃を仕掛けてきた
「水鉄砲!」
ポチエナはナミに触れることなく弾き飛ばされる
すると突然
「グラエナ。突進!」
予期もせぬ方向から攻撃が来る
その攻撃でナミは大きなダメージを受け倒れる

そのころ

『逃げたほうがいいですよ?』

イシスが一人に話しかける
「逃げたほうがいいのはそっちだぜぇ…ダーテング!だまし討ち!」
悪タイプの技が飛ぶ。が
ドゴォォォォン・・・・・
ダーテングが攻撃を始める前に、イシスから光線が出た
『破壊光線です』

「さぁて…トドメを刺すか…」
たおれたナミに向かって言う
「グラエナ!噛み砕く!」

『!!』
危険を感じ取ったのか、イシスが反応する
『テレポート!』
自分で技を言う
テレポートにより瞬間移動したイシスはグラエナの前に立ちふさがる
そして、攻撃を喰らう直前に

「ゴウ!クロスチョップです!」
横から現れた少年が四つの腕を持つ大きなポケモンに言う
技は格闘タイプ
悪タイプには最悪の相性だ
「TBTか…退くぞ!」
一人が指示を出す
そしてあたりに煙玉がまかれた。が―
『逃がしません!金縛り!』
イシスが五人の動きを止める
煙が晴れたときには、四人の人が固まっていた
人がいたと思われる場所には、メタモンが
『身代わりね…』



「今回はありがとうございました。強盗団の逮捕を手伝ってくれて…」
『いえいえ、助けられたのこっちです』
イシスがぺこりと頭を下げる
「どうも…ありがとうございました」
ミキも頭を下げる
『えっと・・・名前…なんですか?』
イシスが問う

「えっと…TBTスクール四回生。シデといいます」

その人は、まだ10歳だった

第二十三話に続く
戻る