「よし!セト、ラー。終わっていいぞ」
シンの声で二匹の戦闘が終わる
セトはフゥ…といって寝転がり、ラーはぐったりと倒れこんだ
「どうだ?イシス」
『順調ですね。体力もかなり回復してますし…』
「そうだな…ん?」
茂みの隙間から人が見えた
そこを通ると路地のはずだが…
シンは茂みに近づいて、その人を良く見た
反対側を向いていて黒い服に黒いサングラスに黒いベレー帽
「簡単に人を疑うなって言われてるけど…怪しい…」
じぃ…と見続けるシンに気付いたのか、イシスも近くに来ると
『…あの人ですよ…』
「は?」
イシスがその男を指差し言った
『あの人が…私たちを襲撃した強盗グループの逃げた人ですよ…』

ガサッ…

イシスが指を指す過程で、腕が茂みに当たる
「あっ!」
男が振り返った
その胸には『R』のマークが

ダダダ…

その男が逃げ出していった
「R…間違いないな」
『ハイ…おそらく…』
「『ロケット団の残党…』」
二人が声を合わせて言った
「セトたちを頼むぞ」
セトと、ラーのボールをイシスに任せ、シンはその男を追った

「また復活宣言なんてされたら…たまったもんじゃねぇしな…サカキを相手にするのはちとキツイ…」

第四十四話へ続く…
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