「たっのも〜!!」
後ろから歩いてきたシンが
「ドージョーじゃねぇっての」
第四十七話 激突!ミキVSシキ
「どうも…こんにちわ」
奥のいすに女性が腰掛けていた
「シキさん!勝負しましょう!!」
腕を前に出して手を突き出して言う
「もちろんいいですよ」
やっぱり笑顔
「これより、シキジムリーダー対ミキチャレンジャーのバッチ争奪戦を始めます」
そして審判が前に出るように促す
「ルールはダブルバトルです。両者異存は?」
「ないです」「ないよ〜」
そして、審判が旗を構え…
「始め!」
「ナミ!体当たり!サザ!にらみつける!」
「ロコン、ひのこ。ヒトカゲも火の粉です」
ミキ側の攻撃よりも早くロコンの火の粉がナミに命中する
ヒトカゲの方は、サザに軽く流され、さらにサザに睨まれ恐怖のあまり攻撃の手を緩めてしまった
ナミの体当たりにより地面にたたきつけられたロコンはすぐに起き上がった
「ナミ!サザ!ヒトカゲを集中攻撃!」
その指示が出ると、横にいるロコンを尻目にヒトカゲを猛攻撃した
無論、ナミの攻撃は水鉄砲
威力は倍増する
あっという間にヒトカゲリンチは終了した
そこには倒れこんだヒトカゲが
ダッ!
間髪いれずにサザがロコンに攻撃しようとする
が―
「サザ!待って!」
サザの攻撃を中断させ、ちょいちょいとこっちに来させる
そしてミキがバッグから何かを引っ張り出したかと思うとそれは
「火傷治しだよ…大丈夫?」
一瞬にしてサザの隠れた位置にある火傷は治った
「さぁ行くよ!レッツリンチ!!」
少女からは到底出ないような言葉を平気で言う
しかし、その間もロコンに攻撃が入る
すると
すっ…
シキが手を上げた
「降参します。これ以上は可愛そうですから…」
「これがフレンドバッチです」
「ありがと!」
ミキにバッチが手渡される
「次は、トキシティに行くといいですよ。そこが一番近いですし、多分明日を待って数時間でいけます」
シキからのアドバイスを貰い、もういちど「ありがとうございました」と言うと、ミキは出口に駆け出していった
「リンチ作戦ですか…フフ…面白い子です…」
第四十八話へ続く…
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