「あれ…だな」
「おぉぉ…」「すごい…」
目の前には数十メートルにまで至りそうなほどの高さの城壁が
トキシティのシンボルである


第五十話 トキシティ!

「…で、鉄刀は必要時以外は抜かない。その銃器を使ったら牢屋送りだから気をつけて。では、お入りください」

ここはトキシティ
治安のよさなら世界でも上位に位置する町である
その秘訣は、まずトキシティを囲む巨大な城壁
その壁が日光を防いで薄暗いが、独自のシステムにより、町全体に明かりがともっている
また、厳しい入町の検査も重要である
先ほど、ホズミシティでは気にも留められなかった『護身用の武器』でさえ、危険なものとして扱われる
さらに、中には屈強な警察官が警備を行っている
まさに鉄壁の町
また、四天衆『鉄壁』の出身地でもある

「とりあえず、飯でも食べる?」
「「賛成!!」」
二人がそろって声を上げる
さすがに朝から昼間で歩きっぱなしはキツイだろう
だが、その二人を尻目に
「俺は用があるから…自腹で…食い終わったらポケモンセンターで待ってろ」
「へ?」
ミキが腑抜けた(ふぬけた)声を上げると
「レストランならすぐそこにあるから…」
シンはそういい残し去っていった
「どうしたんだろ…」
シデが呟いた


「ここか…」
シンが地図を確認しながらたどり着いたのは―
「ただの民家だけど…」

コンコン…

ドアをノックする
すると―
「新聞ならもう来とるぞ」
老人の声
が、シンはその言葉で確証を持った
「新聞じゃないですよ。私です。シンです」
すると―

ガララッ…

扉が開いた
そこには、いかにも頑固そうな人がいた
「シンか…何のようじゃ?」
老人が聞いた
「あなたの力が必要なのです。私と同じ四天衆の『鉄壁のロク』さん。あなたの力が必要なのです」


「ぷはぁ…食べた食べた!」
ミキが腹をポンと叩く
それを見て「ははは…」とシデが笑う
「(この人は本当に女なのでしょうか…?)」

「すみませ〜ん!」
ミキが声を上げる
「ちょっと『ぬくとい』お茶もらえます?」
「かしこまりました」
「は?」
ミキは注文
シデは疑問
「『ぬくとい』ってどんな?」
シデが聞く
「ぬくといっていったらぬくとい!それくらいも…」
「・・・・?」
シデはまったく疑問のようだ頭にはてなが浮かんでいる

(シデ・脳内)
ぬくとい…
何だその言葉は…
『抜く』と『とい』で違う意味なのか?
それだったらといって何だ?
…あぁ抜くと良いの略かな?
最近のブームにはついていけない…
(回想終了)

そして運ばれてきたのが
湯気を出しながら独特の匂いを出すお茶だった
「(トレーナーの世界って難しい…)」

第五十一話へ続く…
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反省会
ぬくとい→暖かいです^^;
岐阜弁…
そう!ミキとシンは岐阜弁を(話の中ではクォーレ弁)使います!
読めねぇよ!
そんな状態に陥ったら何らかの方法で連絡ください^^;
訳します^^;;;;;;

反省会終わり