「レベルスリー!!!!」
「な!?」

第五十六話 セトの本領

炎と水が消え去ったとき、セトの姿はなかった
「一体…」
必死で状況を読もうと頭を回転させるB
ムールの転がるは、目標を失い停止した
突然シンが笑みを浮かべ

「フレイムクロー!!」
「な!?」

何もない空間から突如炎が現れ、ムールにぶつかった
そして炎は中に消える
ムールが体勢を立て直してその場所を攻撃するが宙を掻く
「何が…一体何が…!!」

もうすでにムールはボロボロ
その後もムールは攻撃を受け続ける…
相手は混乱して何が何だか分からない
対してセトは姿を見せる様子はない
が―

「ふぅ…仕方ないね…」
「…アクアクロー!!」
ムールに向かって水が飛ぶ
その直後

キィィ…

Bの発する光が弱くなった
そして―
「大爆発!!!」
「なに!!」

ドゴゴゴゴゴゴ…

その爆発により、双方のポケモンは倒れた
「くっ・・・」
Bは光を弱めたため、ダメージは少量ですんだ
が―

「ぐわぁぁぁぁぁ!!!!」
シンが手に走る激痛に耐えながら倒れる
そして、シンの手から藍色の光が無くなった

第五十七話へ続く…
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