シンは動かなくなった
右手の光は急速に失われ、光を出さなくなった

第五十七話 終結


「フフ・・・フハハハハ!!!」
Bが笑い声を上げる
が、

ゴゴゴゴゴゴゴ…

大爆発の影響か、アジトが自壊(じかい)を始める
その瞬間
『シンさん!』
テレポートでイシスが現れる
おそらく、元から外に出していたのであろう
イシスはBをキッと睨むと
『この借りは…いつか…』
そういい残し、シンを抱きかかえテレポートで去っていった

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ここはトキシティの外れ
そこには、崩壊したアジトの方を見ている男女五人と、横たわる男が二人いた
「シン…」
ゴールドが呟く

『うっ…うっ…』
イシスがテレポートで来た
背には、シンを背負っている
『シンさんが…シンさんが…』
イシスの目には涙が浮かんでいる
『負けて…しまいました…』
シンをゆっくり降ろしながら言った
「…光手は?」
クリアがあくまで冷静を保ったような顔向きで言う
『おそらく…ほぼ…100%を…奪われました…』

この戦いで、ゴット団二名の重臣と、その他数名をリタイヤさせることができたが―
その代償は大きかった

第五十八話へ続く…
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VSゴット団編  完