第七十話 プロローグEND


「そっか…」
ミキはそう呟くとテープを取り出して、大事そうにバッグに入れた
そして、テープ中のシンの伝言を思い起こしながらその日を終えた




場が変わって船上


「シン…」
クリアが尋ねる
「何ですか?」
もちろんシンもそこに居た
「本当に…置いて行っていいのですか?」
クリアがもう遠くなったノースタウンを見ながら言った
「大丈夫です。あいつなら…あいつなら強くなれると思います」
「五十日以内に来れなかったら?」
「いずれにしろ、今日から五十二日後にはエントリー終了ですし、たとえ来て、万一『アノ人』に負けたら出場辞退は確定的です」
「・・・・・・」
ふたたびクリアが考え込むように黙り込む
「あなた自身はどうですか?」
「これは賭けです。戻って来れなくても、参加させてあげますよ。いずれにしろ、その日には戻ってますがね」
もうノースタウンは水平線に沈みかけている
シンはその沈みかけるノースタウンにいるミキに「がんばれよ」そう呟いた



〜〜〜翌日〜〜〜

ミキはいつもより早く目覚めた
「今日から…一人かぁ…」
昨日まで寝ていたはずの隣のベットを見ながら言う
「でも…初めから一人で旅するハズだったんだし…」
ミキは起き上がって、洗面所に向かった
「いつまでも甘えてはいけないモンね…」
そういうと、早々と準備を始めた
「よぉし…」
そういうと、大きく息を吸い込んで
「待ってろ!キングダム!!」
そう叫んだ

「待ってろ…シン」





「着きましたね」
「はい」
二人は船から降りた
もう丸一日移動を続けている
「シ〜ン!!」
その先には、懐かしいメンバーが何人も
「おう!!」
そう手を振って答え、駆け出して行った



―そして一ヵ月後―

  ―ゴット団と勇者たちとの決戦が行われる―



第七十一話へ続く…
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