「…で?無事なわけ?」


第八十話 安息の瞬間―それぞれの道


ここはポケモンセンター
トレーナー達の帰還を聞きつけて、ここの近くにいた数人のトレーナが駆けつけてきた
今安否を確認したのはクリス
一応待機していたので、すぐに駆けつけることが出来た
ちなみに、シンとビルドの二人は体に異常が見つかったため、二人仲良く入院である
一応病院側からの指示で会話はテレビ電話で…と言うことだ

『うむ!無事である!!』

向こうでは当然のごとくガッツポーズをしているのはシン

「ビルドは?」

ゴールドが聞く
すると、シンが画面からはずれ、横から腕に包帯を通したビルドが

『ハハハ…生きてます』

そう自由の利く右手で頭をかきながら言った

『ハハハ…』
そういう苦笑い声が響く
ゴールドは通話の電源を一時切って

「人間?」
ゴールドが画面を指差しながら言った
「違うと思う…」
クリスがそういうと、電源を戻した
「シンは元気そうだけど…何か悪いとこあるの?」

『ん…?俺は外傷はないけど…体の酷使のし過ぎだって。二週間入院して、体治せって…』

「へぇ…」
クリスが答える

『みんなこれからどうするの?』
シンが聞く

「えっと…この後ちょっとしたら(ポケモン)キングスダムでしょ?私は出ないから、いったん戻ってオーキド博士の手伝いした後、一緒に行くわ」
クリスが言う

「俺達は出るからな!!ここで特訓だ!な?シルバー?」
「お…おう…」
と二人
『まぁがんばれよ!優勝はありえないけどね』
「ん!だと!!コラァ!!絶て(切る・・・・・)「静かにしなさい!」


『師匠たちは?』

「私はシデ君に着いて行って、色々教えないといけないので…ちなみに、キングスダムは出ますよ?あなたの優勝もありません」
『マジ?』
「まじです」
『ハァ…面倒な…』


「シンか?」
『ハイ』
「ワシはこれからトキシティに行くが…」
『はい…入院後はお世話になります』
「?」

『じゃあ…また会おうか…』
「あぁ。今度!」

プツン…ツー ツー ツー





・・・・・・・・




「シン?」
「あ?何?」
シンが答える
「悪かった…」
ビルドが頭を降ろす
「良いよぉ別に!」
シンが元気に応答する
「あっ!…そうだ」
シンはそういって横に置いてあったボールに手をかける
「バロム…返すな」
シンはそういって、バロムが入っているボールを投げた
「あ…でも…受け取って!」
ビルドはそのモンスターボールを投げ返す
「助けてくれた…お礼!」
そういってにこやかに笑い返す
「あぁ…受け取るよ…あと…」
「あと?」
「コレ」
シンはそういうと、懐から紙を取り出し、見せつけた

「・・・・・・・・勘弁して・・・」


『領収書 治療費  345000
     入院代  84000
     食事代   3000
痛み止め  854
合計   432854』


第八十一話へ続く…
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