昨日の風はとても悲しそうな音を出しながら木々はなびかれていました。
〜 そして朝 〜
「「うぅ〜・・・・・。」」
今日のレオとリュウトはとても眠そうな声を出していました。
「ナァ〜?・・・・・・・・・・・ナ゛!?」
スーラはレオとリュウトの顔を除くと目の下にくま≠ェ出来ていました。
「おい、どうしたんだ目の下のくま。」
「さ・・・さいっこ・・・。」
「「あははははははははははははは!!」」
ユウキとハルカはとうとう笑い出してしまいました。
(こ・・・んの!)
(こいつら・・・・・!!)
頭・・・・いや、体全体で怒ってます。
ブチッ
「こ・・・・・。」
「お・・・・・。」
「「・・・・・・ん?」」
二人の堪忍袋の尾が切れた。
「こ・・・・んのやろおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「お前らああああああああああああああああああああああ!!」
「「え?ちょ・・・まっ・・・・ぎゃああああああああああああああああ!!」
怒りが切れて暴れだしたレオとリュウト。ストレスが溜まってたらしい。
「やっぱり暴れだしたか。」
「木に非難しといてよかったね。」
いつの間にか木の上に避難したコウキ達。
ユウキのエーフィ、アクアの未来予知で教えて貰ったんだろう。
「なんでだよ!!俺達がなんかしたのか!!?」
「したさ!約五時間前!!」
「うるさかったんだぞ!約五時間前!!」
〜 約五時間前・午前二時三十分 〜
「ぐがああああああああああああああああああ。」
「ぐごおおおおおおおおおおおおおおおおおお。」
鼾がすごいうるさいハルカとユウキ。
「きぃ〜うるせぇ――――――!!」
「眠れないよぉ〜。」
うるさくて眠れないレオとリュウト。
「お前の眠れないのか・・・。」
「レオさんも・・・・・・か。」
耳を塞ぎながらチラッとハルカ達を見る。
「いい加減にしてほ・・・・・・どわっ!!」
「え?ちょっ・・・・・・・どええええ!!」
行き成りベットから立ち上がりハルカとユウキは格闘バトルに突入した。
ファイティングポーズを取り、相手を窺い挑発しあっていた。
「ユウキ・・・・やんのか?あぁん!?」
「ハルカもやんのか・・・・ゴルゥゥア!?」
キック・パンチ・飛び蹴り・気合パンチ等繰り出していた。
ドガッ バキッ ゴスッ
・・・・・はげしい。
「ほれそこだ〜・・・・。」
「頑張れ〜・・・・。」
ハルカとユウキの格闘バトルを応援するレオとリュウト。
〜 数時間後 〜
「「・・・・・・・・・。」」
やはり飽きてきた。遠い目で戦いを見ている。
「・・・・・・辛い。」
「ははは・・・・・。」
レオは窓の外を見てみると空が明るくなっていた。
「げっ・・・・朝になっちまったよ。」
「何にも眠れなかったね。」
疲れただろうかハルカとユウキはベットで寝ていた。
「・・・・・・何時の間に。」
「・・・・・早っ!!」
リュウトは皆を見渡しながらこう言った。
「あんなにうるさかったのにどうして眠れるんだろう・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」
レオはあんまり深く考えない事にした。
「・・・・・・・だ。」
「うん・・・・なんとなく解かった・・・・・気が。」
「「おい・・・・・。」」
リュウトは頭をくしゃくしゃとかじりながら「あ―――!!もう!!」と言った。
「いい加減にしてよ!!頭がクラクラす・・・・・る。」
「!!リュウトしっかりし・・・・・・ろ。」
バタッ
レオとリュウトはフラッとよろけて、倒れた。
どうやら眠気に負けたのだろう。
「あ〜らら・・・・。」
「寝ちゃったね。」
「しょんないなぁ〜、ポケセンまで運ぶか。」
ユウキ、コウキはレオを運び、ファイアはリュウトを運んだ。
運ばれる時、レオとリュウトは目を回していたようだ。
(何時かお返ししてやる・・・・・。)
運ばれる時レオは頭ん中で思っていた。
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