小説 僕たちイーブイキッズ 第2幕 第2章「ポケモンバトルアリーナ パート1」
ヒロユキ「あれがオレンジ諸島の中の島で2番目に大きいケープ島だよ。」
アキラ「人口密集率じゃ、ケープ島がオレンジ諸島で1番なんだ。
ケープタウンでガソリンを補給したらすぐ出発しようぜ。」
スザク「でもコインランドリーぐらい、行かないと。服もベッドのシーツも汚れているし。」
ヒロユキ「一理あるな。(臭いし。)」
―ケープタウン―
ユージ「ワァーオ、アサギシティよりもボリュームあるなぁ。」
ジュン「ん?」
ヒョイッ
ジュン「どれどれ・・・、[1年に1度のポケモンバトルアリーナ、トレーナーもポケモン も熱くなる!今日(12月14日)の午前10時半〜12月21日の午後10時まで開催。入場料無料、バトル参加者は、当日抽選で28チーム決めます。時間制限なし、ルールは何でもあり、ただし1回の対戦につき、選べるのは3匹まで、さらに5人組で1チーム作り、チーム名もつけること。しかも今回の開催地は・・・、]」
エリ「開催地は・・・どこ?」
ジュン「[ケープ島の、ケープタウンスタジアム。]だって。んー、どうしよっか?」
ユージ「1年に1度の祭りなら、行くしかないだろ。」
エリ「・・・そうよね。1度行ってみたいわね。」
アキラ「それに、この頃、あんまりバトルをしていないから、ポケモンも体がなまっているはずだぜ。」
スザク「確かに。私もピジョット以外、この1週間使ったこと無いし・・・。」
ルナ「ブーイー。」
スザク「さすがに、ルナもこの祭りは行きたいわよね。」
ルナ「ブイ〜。」
アキラ「それに、人数ピッタリだからな。」
ユージ「それじゃ、決まりだな。」
ヒロユキ「行こうぜ〜。」

男の子「ねぇ。」
スザク「んっ、何?」
男の子「トレーナーのお姉ちゃん、オニドリル持っていない?僕のスバメと交換してほし       いんだ。」
スザク「ん〜っ、鳥ポケモンなの?」
男の子「そうだけど。」
スザク「いいわよ。ほら、」
男の子「あ、ありがとう。」
スザク「大事にするわ。」

男の子の父親「おーい、ユウタ。そろそろ船が出港するぞ。早く戻って来い。」
男の子(ユウタ)「じゃーねー。」

―ケープタウンスタジアム前。―
ワーワー、ガヤガヤ、ザワザワ、
アキラ「ウッヒェー、すごい人数。」
ヒロユキ「一体、何チームいるんだ?」
ジュン「ざっと、100チームいるな。・・・あっ、」
スザク「どうしたの?」
ジュン「チーム名を付け忘れていた。」
ユージ「大丈夫、大丈夫。」
スザク「あっ、ユージ。」
エリ「どういうこと?」
ユージ「実は抽選には当ったけど・・・、」

受付の人「はい、次の方。クジを引いて。」
ガサッ
ユージ「あ、当った〜。Gブロックだ。」
受付の人「それじゃまず、メンバーの名前の登録から。」
名前の登録が終わった、ここまではよかった。だがついに、問題のチーム名の登録になった。
ユージ「ヤ、ヤベェ〜。」
受付の人「さぁ、早く。」
ユージ「・・・(そうだ、)チーム名は、イーブイキッズです!」

全員(ユージ以外)「イーブイキッズ!?」
ユージ「ゴメン、つい焦って・・・。」
全員「・・・。」

山本さん「さて、第15回ポケモンバトルアリーナ、アナウンスは私、山本と田中が、お   送りいたします。1日目のバトル第1回戦は、イーブイキッズのユージ選手、対、タンバライトスのマサオ選手。バトル開始です。」
ユージ「いけっ、エリ。」
マサオ「フンッ、おもしろいじゃないか、いけっ、ガーディ!」

山本さん「まず、最初にマサオ選手が出したのは、ガーディだ。一方、ユージ選手が出したポケモンはイーブイだ。」
ユージ「いけっ、エリ、突進だ。」
マサオ「かわせ、ガーディ。いけっ、火炎放射だ。」
ボォォォォォ、ズドォーン
山本さん「おっこれは、ダメージが大きい。」
サッ
ユージ「だったら、起死回生だ。」
マサオ「えっ、」
ユージ「いくぞっ、エリ。」
山本さん「なんと、太陽の石をイーブイに投げた。コレはまずいでしょう。それに進化させるなんて、無理だと思いますが・・・。」
シュウォーン
田中さん「いいえ、無理じゃないようですね。」
山本さん「!?」
ユージ「いけっ。」
山本さん「な、なんと、太陽の石で、イーブイが進化した。」
田中さん「イーブイクラブ(この世界にもちゃんとある。)のホームページで見たことがあります。確か、名前はマーシュルでした。低い確率でしか進化できないため、架空か伝説のポケモンと、言われています。ユージ君のイーブイは、ただ者ではないですね。」
マサオ「ありゃー。」
ガーディは、ビックリしてショックで倒れる。
審判「ガーディ、戦闘気力ナシ。よって、マーシュルの勝ち。」
山本さん「なんと、ガーディが降参、これじゃ勝負にならない。」
マサオ「おいおい、・・・戻れ、ガーディ。はぁ・・、何のために出したか分からなくなってきた。・・・いけっ、フォレトス。」
エリ「トライアタックで倒せるわ。」
ユージ「待った。」
ユージは手で、「小声で話すように」というしぐさをした。
ユージ「(マッハパンチで行け。)」
エリ「(何故?)」
ユージ「(フォレトスは、虫、鋼タイプだ。格闘技だと効果抜群だ。)」
エリ「(分かったわ。)」

エリ「マッハパンチ。」
ドォォォォーン
審判「フォレトス戦闘不能、マーシュルの勝ち。」
マサオ「チッ、戻れフォレトス。いけっ、エビワラー。」
山本さん「さて、マサオ選手、最後のポケモンは、格闘系のエビワラーだ。これで格闘タイプ対、格闘タイプという試合展開になりました。」
マサオ「いけっ、エビワラー。マッハパンチ。」
ユージ「こっちも、マッハパンチだ。」
エリ「ソレッ。」
ドォン
山本さん「お、お互いのパンチが激突!!!!」

マサオ「オレの、エビワラーはとっても強いぜ。こんなんで、ダウンしているはずが無い。」
確かに、マサオの言うとおり、エビワラーはダウンしていなかった。
しかも、エビワラーの目の前にエリが立っていたが、かなりのダメージをくらっていた。おまけに、エビワラーはその後、連続マッハパンチをエリに全て命中させて、大ダメージを負わせた。
ユージ「エリ、大丈夫か?」
エリ「な、何とか・・・。あのエビワラー、とても強いわ。」
マサオ「エビワラー、トドメのマッハパンチだ。」
エリ「私の負けね。」
ユージ「エリ、あきらめるな。がんばれ、」
エリ「でも、もう無理よ。」
ユージ「そんな言葉、エリらしくない。」
エリ「でも・・・、」
ユージ「最後の、最後までがんばれ、エリ!」
エリが倒れているところで、エビワラーがトドメを刺そうとしている瞬間にいた。
エリ(ん・・・、な、なんだか・・・、力が湧いてきたわ。)
エビワラー「エビー。」
エビワラーはマッハパンチをエリ目掛けて打ち込む。
しかし、とっさのところで、エリはマッハパンチを交わした。
エビワラーのマッハパンチはエリには当たらず、地面にめり込む。
・・・腕が抜けない・・・。
ユージ「(今だ、行くぞエリ。)」
エリ「(うんっ。)」
ユージ&エリ「トライアタック!!!」
トライアタックをエビワラーに当てた。そして、エビワラーは、
エビワラー「エ、エビビ〜。」
バタンッと、倒れた。
審判「エビワラー戦闘不能、マーシュルの勝ち。よって勝者、キキョウシティのユージ選手」
山本さん「やりましたー。イーブイキッズ、1ポイント獲得。」
ユージ「やったな、エリ。」
エリ「ええ、こんなに体を動かしたのは久しぶりよ。」
アキラ「よくやったぜ、ユージ。」
スザク「エリも、よくがんばったわ。」
ルナ「ブーイー。」

山本さん「皆さん。ここで、30分間の休憩です。なお、午後の実況は、田中さんにかわります。ちょっとここでA〜F、J〜Lブロックの予選突破チームを見てみましょう。Aブロック、チーム[ブライトホープズ]Bブロック、チーム[スティングレイ]Cブロック、チーム[ファイトガールズ]Dブロック、チーム[ヒワダオタワズ]Eブロック、チーム[マリンズ]Fブロック、チーム[ブレイブズ]Jブロック、チーム[タートルズ]Kブロック、チーム[フスベドラゴンズ]Lブロック、チーム[コガネライガース]Mブロック、チーム[フラッシュカープズ]そしてNブロック、チーム[ビクトリーズ]の11チームが、2回戦進出確定。残り3チームです。」
ユージ「・・・やっぱ、来てたか。」
エリ「誰が?」
ユージ「ツクシさ。」
ツクシ「やぁ、ユージ。久しぶりだな。」
エリ「えっ、面識があるの?」
ツクシ「知っているも何も、ユージは僕の従兄弟だよ。」
エリ「(この人、私がしゃべっているのに驚かないわね。)」
ツクシ「午後、実況のアドバイザーをやるのさ。それに、・・・がんばれユージ。勝ち進んで僕たちのチームと戦ってくれ。」
ユージ「友達を紹介するよ。アキラとジュンとヒロユキと・・・。スザクは?」
アキラ「ちょっと、外に出ている。」

スザク「出て来て、スバメ。」
スバメ「スバー。」

ジュン「あっ、いたいた。あと3分で休憩が終わるぞ。」
スザク「えっ、」
ジュン「次、スザクだろ。」
スザク「あっ、そうだった、そうだった。戻れ、スバメ。」

田中さん「さて30分の休憩がおわりました。現在両チームは、2ポイント獲得して
います。つまり、次のバトルにチームの勝敗が、かかっているということです。次のバトルは、イーブイキッズの、スザク選手対、タンバライトスのマキ選手の戦いです。」
審判「試合開始!」
スザク「行くわよー、ピジョット。」
ピジョット「ピジョー。」
マキ「それなら、ラプラスお願い。」
田中さん「イーブイキッズのスザク選手は、ピジョット。対するタンバライトニング
スのマキ選手は、ラプラスです。」
スザク「ピジョット、翼で打つ。」
ピジョット「ピジョット。」
マキ「ラプラス、殻にこもる。」

マキ「そして、ハイドロポンプ。」
バシュゥゥゥ

ピジョット「ピ、ジョ・・・。」
バタンッ
審判「ピジョット戦闘不能。ラプラスの勝ち。」
田中さん「早くも、タンバライトスが1勝。イーブイキッズ、押されているぞ。」
スザク「・・・よくがんばったわ。ピジョット。」
田中さん「スザク選手の、2体目のポケモンは?」
スザク「行くわよー、スバメ。」
スバメ「スバー。」

ツクシ「あれは、スバメというポケモンですが、ホウエン地方にしか、生息していないはずです。」
スザク「スバメ、空を飛ぶ。」
マキ「ラプラス、ハイドロポンプ。」
バシュゥゥゥ
スザク「スバメ、今よ。」
ガァン
スザク「サイクロン!!!」

田中さん「ラプラスが地面にたたきつけられた!」

審判「・・・ラプラス戦闘不能。スバメの勝ち。」
田中さん「スザク選手、反撃に出た。」
マキ「戻れ、ラプラス。」

マキ「よくがんばったわ。」
田中さん「さて、マキ選手の2番手は?」
マキ「いくわよ、二ドリーナ。」
ニドリーナ「ニドリッ。」
マキの二ドリーナは、普通よりも1,2倍の小さかったが、動きは鈍かった。
マキ「ニドリーナ、毒針。」
ニドリーナ「ニドッ。」
ビュビュビュビュビュン
スザク「かわして、スバメ。」
スバメ「スバー♪(楽勝よ)。」

スザク「スバメ、サイクロンよ。」
強い風が吹き荒れているが、なぜかニドリーナにはびくともしない。
マキ「ニドリーナ、上に向けて毒針。」
スザク「スバメ、よけて。」

スザク「スバメ、急降下して、鋼の翼!」

ヒロユキ「なぜ、鋼の翼なんか覚えているんだ?」
アキラ「技マシンを使ったんだろ。」

ドォン
ニドリーナ「ニ、ニドリー。」
ドォスン
審判「ニドリーナ戦闘不能。スバメの勝ち。」
田中さん「やりましたー。スザク選手が逆転。さて、マキ選手の最後のポケモンは?」
マキ「頼むわよ、キュウコン。」
キュウコン「コーン。」

スザク「スバメ、サイクロンよ。」
スバメ「スバー。」

マキ「それを待っていたのよ。キュウコン、炎の渦。」
キュウコン「コォーン。」
ボォォォォォ
スザク「ス、スバメ。」
スバメ「ス、バ・・・。」
審判「スバメ戦闘不能、キュウコンの勝ち。」
田中さん「マキ選手、再び形勢を同点に戻しました。」
ジュン「(頼むよスザク、頑張ってくれ。)」

スザク「行くわよ、ルナ。」
ルナ「ブイー。」
田中さん「スザク選手、最後のポケモンはイーブイだ。しかも、水色です。」
スザク「ルナ、突進よ。」
ルナ「ブイー。」
マキ「キュウコン、火炎放射。」
キュウコン「コォーーーーーン。」
ボォォォォォォ
スザク「耐えるのよ、ルナ。リフレクター。」
ルナ「ブイー。」
だが、ずっと降り注ぐ火炎放射で、ルナの体力は限界に来ていた。そして、
ルナ「ブーイー。」
スザク「ル、ルナ。」
ルナは、吹き飛ばされてしまった。
スザク「ルナ・・・、(・・・無理させてゴメンね・・・。)」
ルナ「(・・・大丈夫よ、スザク。心配しないで・・・。)」
スザク「(・・・ルナ、私が、思っていることがわかるの?)」
ルナ「(そうみたい。)」

マキ「キュウコン、火炎放射よ。」
スザク「(ルナの感覚が・・・、)」
シュォーン
田中さん「な、何でしょうこの光は?」
ツクシ「こ、これは、進化の光です。」

田中さん「こ、このポケモンは、」
ツクシ「コリィです。神話と伝説にしか、いないはずなのに・・・。」
スザク「ルナ、フリーズストームよ。」
ルナ「リィーーーー。」

キュウコン「コォォーーーーン。」
カチーン、
マキ「キュ、キュウコン!!!」
審判「キュウコン戦闘不能、スザク選手のコリィの勝ち。」
山本さん「どたん場での大逆転!!イーブイキッズ第2回戦へ進出。」
スザク「や、やったわ。ルナ。」
ルナ「(そうよ、私たち勝ったのよ。)」

ツクシ「ここでGブロック、Hブロック、Iブロックのニュースです。Gブロックの
チームは、[イーブイキッズ]Hブロックのチームは、[ケープオーシャンズ]Iブロ
ックのチームは、[アイランズ]が勝ち残りました。」

第2幕 第3章へ続く







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